県内初のプロ野球球団・くふうハヤテベンチャーズ静岡(ウエスタン・リーグ)が、本拠地での初陣を白星で飾った。23日のオイシックス新潟アルビレックスBC(イースタン・リーグ)戦が雨天によるグラウンド不良のため中止。この日チーム初の対外試合となった社会人クラブチームの静岡硬式野球倶楽部に2-1で辛勝。来月15日のリーグ開幕戦(対オリックス戦)に向け、投手陣が順調な仕上がりを見せた。
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くふうハヤテの早川太貴投手(24)が、初登板で完璧な仕上がりを披露した。静岡硬式野球倶楽部戦に先発し3回無安打無失点。打者10人に対し、初回と3回の3者連続を含む8奪三振を記録。持ち味のスプリットやスライダーが決まり、圧巻の投球を見せた背番号41は「変化球がうまくコントロールできた」と話すも「直球の伸びは課題。今日のピッチングを最低限としたい」と気を引き締めた。
9回に抑えで登板した元オリックス西浜勇星投手(21)も存在感を放った。紅白戦含め初の実戦ながら、コースいっぱいに直球が決まり2奪三振で無失点。最速154キロ右腕が投げ込むたびに約980人の観客がどよめいた。「マウンドでは力が入った。最後の三振に仕留めた直球はよかった」と手応えを口にした。
しかし投手陣の猛アピールをよそに打線は沈黙。得点は5回の1番増田将馬外野手(25)による左前適時打と、6回押し出しによる2点のみ。緩急を交えた相手投手7人に5安打と抑え込まれ課題を残した。
アマチュアチーム相手とはいえ、チーム初勝利を挙げた赤堀元之監督(53)は「ほっとした。しかし、やるべきことがたくさん見えた」と先を見据えた。
今後の対外試合は25日ヤマハ(浜松球場、午後0時半)、27日JX-ENEOS(ちゅ~るスタジアム清水、正午)との対戦が予定されている。いずれも観戦は無料。【山口昌久】
○…この日、試合後の本拠地でチーム2度目(前回は昨年11月)のトライアウトが行われた。今回の対象は投手のみ。監督やスタッフが熱視線を送る中、全国から集まった8人が挑戦。50メートル走などの体力測定をはじめ、ブルペンではピッチングを実施した。結果は今月下旬の予定。