【とっておきメモ】中日大野雄大が母校の後輩「大野2世」に送るエール 自身は2年ぶり復活勝利

中日対巨人 ヒーローインタビュー後、ポーズを決める(左から)三好、大野、村松(撮影・森本幸一)

<中日5-2巨人>◇3日◇バンテリンドーム <とっておきメモ>

中日大野雄大投手(35)の母校、京都外大西が今春、18年ぶりにセンバツに出場した。恒例となった1月5日の京都・大文字山登山の自主トレで、たまたま後輩ナインと“ニアミス”。京都外大西の選手たちも同じ日に、大文字山の頂上などでダッシュに励んでいた。先輩は「今度は中日の番やなと思います」と刺激も受けた。

エース左腕、田中遥音(はると=3年)の力投もむなしく、母校は甲子園で初戦敗退。田中は「大野2世」とも呼ばれたが、大野はその呼び名に戸惑った。「大野でええんかな。今やったら、今永2世とか宮城2世でいいちゃうかな。先輩ですから言われるのはしょうがないけど」とカブス、オリックスの左腕の名前を挙げて謙遜しながらも「うれしいですね」と本音をもらした。この日、大野は2年ぶりの復活勝利をつかんだ。母校は夏の甲子園へリスタート。夏には胸を張って大野2世にエールを送る。【中日担当 伊東大介】