亜大・正村公弘監督の新体制初白星 新エース斉藤汰直が9回2失点完投「このリーグ戦で信頼を」

亜大対日大 初勝利を挙げた正村監督(右)は斉藤からウインニングボールを贈られ笑顔を見せる(撮影・柴田隆二)

<東都大学1部春季リーグ:亜大4-2日大>◇8日◇神宮

亜大は日大に先勝し、今年1月に就任した正村公弘監督(60)の初陣白星を飾った。

ドラフト1位で中日に入団した草加勝投手(22)が抜け、新エースに名乗り出た斉藤汰直(たいち)投手(3年=武庫荘総合)が9回2失点の好投。リーグ通算2勝目を挙げた。打線は4番西川凱斗外野手(4年=育英)の2打席連続適時打などで4得点。エースの好投に打線も応えた。

斉藤は「代々素晴らしいエースがいて、自分はそういうエースって言われるほどのピッチャーじゃないですけど、このリーグ戦でチームからの信頼をつかみとって、エースになっていきたい」と、さらなる闘志を燃やした。指揮官は「勝ててよかったなっていうだけで、まだまだこれから先ありますので。それだけですね」と、リーグ戦初勝利の余韻に浸る間もなく、引き締めた。