【楽天】3年目西垣雅矢「胸部出口症候群」から復活のプロ初勝利 1回パーフェクト

オリックス対楽天 プロ初勝利の楽天西垣(左)は今江監督と記念写真に納まる(撮影・西尾就之)

<オリックス4-5楽天>◇10日◇京セラドーム大阪

楽天3年目右腕の西垣雅矢投手(24)がプロ初勝利を挙げた。

同点の9回に4番手で登板し、オリックス紅林、西川、西野を14球で3者凡退に打ち取った。昨季は、神経や血管が圧迫されて痛みやしびれを引き起こす「胸部出口症候群」に見舞われ、1軍登板1試合に終わった。復活のシーズン。「リリーフなんでホールドのことを考えるので、初勝利って言われてもぱっとこなかった」と笑いながら、ウイニングボールを握り締めた。

▽楽天今江監督(打線が3試合連続の2ケタ安打。延長戦を制し)「(鈴木)大地がね、何となくこの間(7日サヨナラ打)のことがあって、打ってくれるんじゃないかなって期待はありました。今日はすんなりいくかと思ったら、やっぱり簡単にはいかない。(勝つのって)いやあ、しんどいなあ」

▽楽天鈴木大(延長10回2死一、三塁でオリックス山崎から投手強襲の勝ち越し内野安打。7日ソフトバンク戦に続く殊勲打に)「全部バットに当ててやるという気持ちだった。低めのフォークを見極められて流れがよくなった」