【中日】立浪監督、4年ぶり6連勝に「正直にうれしい。最高の形の試合になった」/一問一答

中日対阪神 中日先発のメヒア(撮影・上田博志)

<中日5-2阪神>◇13日◇バンテリンドーム

中日が4年ぶりの6連勝で貯金を5とし、がっちりと首位を固めた。先発ウンベルト・メヒア投手(27)が初回に失点する立ち上がりも、6回2失点でゲームメーク。6回裏に中田翔内野手(34)の適時打で反撃し、代打中島宏之内野手(41)が移籍後初打点となる押し出し死球で同点に。続く宇佐見真吾捕手(30)の勝ち越し打で阪神を突き放した。4カード連続勝ち越しと、竜の勢いは止まらない。試合後の立浪和義監督(54)の一問一答は以下の通り。

-4年ぶり6連勝

「正直にうれしい。今日は先制されたけど、集中打と言うか、あそこ(6回)で一挙に逆転できたのは(良かった)。山本の8回の1点も非常に大きかった。今日は最高の形のゲームになった」

-6回は四死球、ヒットを重ねて逆転

「大竹投手も序盤、非常に制球もテンポも良くて、なかなか崩せないな、と思っていた。あの回は少し球が浮き出したところを打者が集中して見事に連打してくれた」

-高橋周、山本が3安打

「高橋は3番バッターだから、これからもどんどん打ってもらいたい。山本は初めてのスタメンで、昨年阪神を自由契約になった思いもあったと思う。今日はいい結果が出せて、本人が一番喜んでるんじゃないかな」

-先発メヒアが粘った

「初回に2点先制されたけど、その後ゼロに抑えたのが、どこかでチャンスがあるなって思っていた。メヒアに勝ちもついた。非常にいい流れになった」

-清水、斎藤、マルティネスにつないだ意図は

「8回は開幕からそこで試合がもつれることも多かった。今日は代打は出たが、左から始まるということで。阪神は1、2番の左を考えて、今日は斎藤に託した」

-6回の反撃は先頭田中の四球から

「こっちもそうだが、今年は特に四球が点になる。投手も分かっていると思うが、意識すればするほど、四球は増えるのかなとは思う。(大竹は)制球のいい投手なんで、序盤は制球、キレが非常に良かった。あの回(6回)あたりから少し球が高めに浮き出したのは、ベンチで見ていても感じた。もしかしたらチャンスあるなと思っていた。その後の高橋であったり、中田、細川と、各駅(停車)だったけど、あそこからずっと、宇佐美までつないでいけた。村松の(押し出し)四球も大きかった。いい形で、昨日の悔しい引き分けを1つ取り返せたかなと思う」

-中島が右手に死球

「粘って何とか打点を挙げてほしいところで。結果、本人は痛い思いをしたけども、1つ打点がついたんで良かった。(今後は)明日の様子を見て考える。エコーでチェックして、骨には異常はないと」

-高橋周もバント処理の守備でも活躍

「そうですね。山本も打つ方も目立ったけど、やっぱり守備でしっかりアウトを取れる。非常に安定したプレーを見せてくれた。いい働きをしてくれた」

-8回を斎藤に託したのは打線の並びから

「そうです。今日は自分が斎藤で行こうと決めた」

-今後の8回は

「しばらくは8回は、いい人を使っていくという形になるかもしれない。ある程度、試合前には、今日は8回を任すと早めには伝えながら。その日でしばらくは決めていきたい」

-5連勝中は先行逃げ切りだったが、今日は新しい形の逆転勝ち

「たまには逆転もある。今年は違うって言っているじゃないですか」

-中田は追い込まれてから走者をかえす打撃に変えたような

「走者がスコアリングポジションにいるときの集中力は、人と違うものを持っている。それが全打席で出るわけではないけど、見ていて、人にない集中力を発揮するなという感じがする」

-遊撃山本のスタメン初起用は相手投手が左だからか

「ある程度、守りは安心して見ていた。送り出せる自信はあった。打つ方も右に打つのがうまい。8番打者は結構大事。8番が打つと上位で点が取れる。去年の阪神の形じゃないけど、それはある」

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