<ソフトバンク5-4西武>◇29日◇みずほペイペイドーム
西武が悪夢の3試合連続サヨナラ負けを喫した。9回に逆転3ランを浴び、プロ野球ワーストタイ記録、球団では初となる同一カード3戦連続のサヨナラ負けとなった。中村剛也内野手(40)の歴代11位タイとなる通算474号本塁打などで2点リードで迎えた9回。2死一、二塁から、抑えのアルバート・アブレイユ投手(28)が、柳田に右中間フェンスを越える決勝弾を浴びた。目の前にあった勝利は消え去り、今季3度目の3連敗で借金は今季最大の「9」に膨れ上がった。
嫌なムードを消すことができない。西武がまたしてもサヨナラ負け。2点リードの9回2死一、二塁で、抑えのアブレイユが打たれた。柳田に内寄りの直球を右中間テラス席に運ばれ、勝利目前でまさかの敗戦となった。同一カード3戦連続サヨナラ負けはプロ野球ワーストタイ、球団としては初だ。松井監督は「アブレイユでやられましたからね」と信頼を置く右腕での負けに懸命に前を向いた。
2試合連続の延長サヨナラ負けを喫していた。28日の黒星で延長戦での連敗が2リーグ制後ワースト記録を更新する15連敗となるなど、苦しい状況が続いていた。ソフトバンク戦は今季6戦全敗。敵地みずほペイペイドームでは昨季3勝5敗と負け越しており、今年も鬼門となっている。
2回に先制されたが、中盤からは主導権を握った。4回に中村剛の左中間テラス席への今季第3号ソロ本塁打で同点。5回2死一、三塁から、通算1000試合出場を達成した金子侑の3ランでリードして終盤を迎えた。金子侑は逆転負けにも「1日ずつ切り替えてやっていくしかないと思う。1打席ずつしっかり後悔のないように」と話した。
これで今季3度目の3連敗。借金は「9」と大きく膨れ上がった。30日からはベルーナドームに戻り日本ハムとの2連戦を控える。20日の楽天戦で相手打者のバットが頭に当たり、脳振とう特例措置の対象選手として出場選手登録を抹消されていた捕手古賀が、2軍戦でこの日2安打1打点と元気な姿を披露。指揮官は「問題なければ明日から合流予定です」と明言。開幕マスクをかぶった大きな戦力の1人が戻ってくる。「また明日からしっかり1試合1試合やっていきたい」と同監督。後攻めの本拠地で悪い流れにもサヨナラだ。
【山崎純一】
▼西武が27、28日に続いてサヨナラ負け。3試合連続サヨナラ負けは17年広島以来17度目のプロ野球ワーストタイ記録(西武は3度目)。同一カードでは78年中日、97年ダイエー、08年ヤクルト、17年広島に次いで5度目だ。西武は早くも今季7度目のサヨナラ負けとなり、4月だけで6度。月間6度のサヨナラ負けは56年9月南海、01年8月西武に次いで3度目のプロ野球ワーストタイ記録で、開幕から25試合で7度もサヨナラ負けを喫したのはプロ野球史上初めて。
西武高橋(7回6安打1失点自責1)「先取点を与えてしまいましたが、その後は走者を出しながらも、粘りながら投げることができました」
西武金子侑(通算1000試合出場で5回に3ラン)「これまでの自分の野球人生に携わっていただいたすべての方に心から感謝したい。(本塁打は)チャンスだったので思い切りいきました。よかったです」
▼通算1000試合出場=金子侑(西武) 29日のソフトバンク6回戦(みずほペイペイドーム)に先発出場して達成。プロ野球528人目。初出場は13年3月29日の日本ハム1回戦(西武ドーム)。