<とっておきメモ>
<阪神7-2ヤクルト>◇19日◇甲子園
阪神岡田彰布監督(66)が、阪神監督通算500勝を挙げた。 雨中のヤクルト戦を制し、球団歴代1位の藤本定義氏の514勝まで14勝に迫った。4回無死満塁では先発の9番才木浩人投手(25)に「三振指令」を出し、決勝の押し出し四球奪取に導いた。7試合ぶりに1番に戻した近本光司外野手(29)が適時打を放つなど、采配が光った。貯金6で首位をキープ。記念星を通過点とし、球団初のリーグ連覇へ突き進む。
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「普段通り」を心がけているからこそ、力を発揮できる。試合開始の約1時間前。体を動かし始めるまでに才木は、1度リラックスタイムを作っている。
「今はなんか、『呪術廻戦』のゲームとかしてる。面白いですよ」
試合直前での気持ちの高め方は選手によってさまざま。だが登板前だからといって、特別なことをしないのが才木流だ。直前に行うアップなどは綿密に決まっており「やることをやっていたら勝手に準備もできる」。それまでは練習日同様、ロッカーなどでゆっくりと時間を過ごしている。
「『試合前だから集中しないと』というのは、自分で決めてしまっている。時間なんて普通に来るので、いつも通りの感じで」
この日も雨に動揺することなく、普段通りの投球。変わらない試合前の時間が、快投を生み出している。【阪神担当=波部俊之介】