<西武1-2ロッテ>◇22日◇ベルーナドーム
ピンチで三振を奪うと雄たけびを上げた。ロッテ種市篤暉投手(25)は6回、失策が絡んで1点差と詰め寄られて迎えた1死満塁。「真っすぐがすごい良かった分、インコース真っすぐでいこうと思った」。4番中村剛から153キロ直球で空振り三振を奪うと右手を強く握りしめ、ほえた。後続の蛭間も中飛とし、最少失点で切り抜けた。
4安打8奪三振1失点(自責0)で4年ぶりの完投勝利。「5回ぐらいから(完投を)意識した。たくさん迷惑掛けていたので、9回投げきることができて良かった」と振り返った。
この日もグラブはメッツ千賀からもらった赤いグラブ。「(連絡を)取りたいんですけど雲の上の存在すぎて、千賀さんも忙しいと思うのであまりできていない」としつつも「飾る用と使う用でグラブ2個くらいほしい。おばけがついているやつ」とおねだりした。19年にともに自主トレを行った千賀のグラブを使ってから負けなし。「使っている以上は負けられない気持ちがすごい強くなっているので、その部分に関してはすごくいい」と験担ぎにもなっている。
引き分けを挟み、チームを今季最多の5連勝に導いた。「気持ちは毎試合完投したいと思っている」と力を込めた。心強い相棒を手に、全力で腕を振り続ける。【星夏穂】