【阪神】岡田監督ぼやき節「打線よ、そんなもん。何にもせえへんのやもん」5カードぶり負け越し

阪神対巨人 ベンチで浮かない表情を見せる阪神岡田監督(左)(撮影・菅敏)

<阪神1-2巨人>◇26日◇甲子園

阪神が延長10回の末に逆転負けを喫し、交流戦前最後に5カードぶりのカード負け越しとなった。7回1死まで巨人菅野智之投手(34)に無安打に抑え込まれた打線に岡田彰布監督(66)も怒りモード。「何にもせえへんのやもんなあ」とぼやき節が止まらない。2位広島がDeNAに勝利してゲーム差は0・5差。28日の日本ハム戦(甲子園)から始まる交流戦は、打線が奮起するしかない。

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7戦負けなしと無敵を誇る昼の甲子園で、今年初めて六甲おろしは流れなかった。1点リードの9回1死、ゲラが岡本和に同点ソロを許し、延長10回に岩崎が丸に決勝犠飛を浴びた。今季12球団最多の4万2613人が詰めかけた聖地が静まりかえる。「いや、そら打たれるよお。そんな1年間打たれんことはないわけやからなあ」。岡田監督は2人の守護神を責めなかった。怒りの矛先は、巨人菅野を前に7回1死まで無安打だった打線だ。

「打線よ、そんなもん。何にもせえへんのやもんなあ」。初戦に戸郷から喫したノーヒットノーランもよぎる沈黙ぶり。6回の攻撃前にはしびれをきらし、ベンチ前で円陣を組むことを促した。「なんにもせえへんから、俺が言うたんやで。こんなんやってたら、またやられるでって」。その効果もあって7回に森下のチーム初安打から3連打で先制したが、得点はこの1点のみだった。

強い直球に差し込まれ、振り遅れる。「水口(打撃コーチ)もミーティングで前行って打ってって言うてるけど、誰1人前行って打ってないやろ」。快音の出ない選手たちへぼやきは止まらない。「技術がないんやろな。差されるのはずーっとやんか。およげ言うてんのにな」と口調に怒気を含ませた。前日25日の勝利後は打線について「(まだ)奮起まではいかん。明日点取ったら奮起と言えるな」と話していただけにガックリだ。

今季の1点差以内の試合は、12球団で2番目に多い22試合。「1-0で勝とうと思う方が間違いよ。ピッチャーもたんよ。そらこんなんで勝ったらあかんということやろ。失礼やいうことよ」。接戦が続けば、楽な展開は減り、投手陣に負担がかかる。報いることのできない打線へ、苦言をいとわなかった。

2年連続リーグ首位、貯金6で交流戦スタートも「そら不思議よ、はっきりいうて」と首をかしげるほどのチーム状態。「パ・リーグのピッチャーなんか、強いストレートくるよ。もっと点入らんわ、交流戦なったらな、今の状態じゃな」。最後まで止まらないぼやき節。指揮官を笑顔にするには打つしかない。【磯綾乃】