【広島】今季初の首位浮上も新井監督「そんなの全然、関係ない」交流戦初戦の白星発進は7季ぶり

広島対オリックス 8回裏終了時、交代を告げる新井監督(撮影・加藤孝規)

<日本生命セ・パ交流戦:広島2-1オリックス>◇28日◇マツダスタジアム

広島新井貴浩監督(47)が選手に求めた姿勢をナインが実践し、パ・リーグ3連覇中のオリックスに競り勝った。交流戦初戦の白星発進は、ソフトバンクと同率首位となった17年以来7季ぶり。昨年7月27日以来、今季初の首位浮上となった。

「ヒットは4本だったけど、各打者の反応を見ても、ミーティング通りにどんどん積極的に行ってくれたので、良かった」

2回と4回はわずか6球の早打ちは不発となるも、新井監督は前向きだった。3回まで2盗塁を仕掛け、成功は1つ。1点リードの8回無死一塁では、手堅く犠打で進めずに、代走羽月と代打松山の切り札をダブル起用するも、羽月がけん制に飛び出して盗塁死となった。攻めの姿勢がすべて奏功したわけではないが、「勝負をかけた結果。使っているのは自分。また次も臆することなく行って欲しい」と指揮官は言動で選手の背中を押し続ける。

広島にとって、交流戦は鬼門だった。22年まで3季連続で最下位。だが、新井監督1年目の昨季は「小堺一機さんではなく、小島よしおさんでいこう。“何が出るかな”ではなく、“そんなの関係ねぇ”だ」と選手を鼓舞した。受け身にならず、積極性を後押しし、勝率5割で乗り切ってチームは自信をつけた。

今季も攻撃的姿勢でパ球団に挑む。今季3度目の4連勝で首位浮上も「そんなの全然、関係ない。また明日の一戦をみんなで頑張っていきたい」と新井監督。交流戦もペナントレースもまだ序盤。ズンズンズンズン…、選手とともに前へ前へと突き進む。【前原淳】

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