<日本生命セ・パ交流戦:ヤクルト3-3ロッテ◇29日◇神宮
ヤクルトは延長12回でも決着が付かず今季3度目の引き分けに終わったが、11試合ぶりのスタメン出場した球界野手最年長の青木宣親外野手(42)が気を吐いた。「7番右翼」で、今季2度目のマルチ安打。2回にロッテ先発の種市から中前に運び、5月19日の阪神戦(甲子園)以来となる安打を放った。1点ビハインドの5回の第2打席でも種市から左前に運び、4月6日の阪神戦(神宮)以来となる複数安打を記録した。
15日の広島戦(松山)以来のスタメンで燃えていた。「気持ちを切り替えてやってました」と吹っ切れ、交流戦ならではのパ・リーグの投手にも「とにかく打てるボールは全部手出そうと思って」と積極的にいって2打席連続で種市の直球を捉えた。7回の第3打席では2番手・坂本から四球を選び、この試合3度目の出塁。直後に代走を送られて交代となったが、指揮官の期待にきっちり応えた。高津監督は「ぜひ1本打ってくれと思いましたが、そしたら3度出塁した。やっぱりああいう姿を見せられると他の選手も感じただろうし、僕も言葉にはできないものを感じた」と言った。
好打の陰に秘策あり。この日は4番村上のバットを借りてバッティング練習を行うと「感触は良かった」と試合で使ってみることに。「なかなか結果出なかったから、バットとかいろいろんな方面から変えてみようかなと思って」という柔軟な発想が実を結んだ。試合前まで打率1割台と落ち込んでいたが、復調の兆しを見せる活躍。「なかなか結果がでないモヤモヤしたものがあった。今日の結果をきっかけにしたいと思います」と前を向いた。