<日本生命セ・パ交流戦:オリックス2-1中日>◇31日◇京セラドーム大阪
口とあごに立派なひげを蓄えたオリックス宗佑磨内野手(27)が今季2度目のサヨナラ打だ。ワイルドなひげの選手にスポットを当てるイ「オリ髭(ひげ)デー」にふさわしい幕切れ。チームは4度目のサヨナラ勝ちで連勝を決め、背番号6はお立ち台で「サイコーで~す!!」と張り上げた。
1-1で迎えた9回。1死三塁から前打者の頓宮が敬遠で歩かされた。「この野郎」と少し怒りを覚えたが、冷静にアプローチ。中日松山から左翼へきっちりと犠飛を放った。すぐに頓宮に抱え上げられた。
「対戦したことない投手。一番速いボールに合わせて。打ったのはフォークだったけど、頭を整理して打席に立てた」。前3カードは札幌、埼玉、広島と遠征続き。12日ぶりのホームで大きな歓声を浴びた。
女性ファン向け「オリ姫デー」をもじってつくられたイベント。宗はファンの「オリ髭投票」で現在2軍のゴンザレスに次ぐ2位。スタンドに付けひげのファンも多数おり「ビジョンで見ていました」。手入れはほどほどながら、交流戦直前には髪の毛を刈った。先駆けて丸刈りにした紅林に勧められた。「僕はおしゃれ坊主。アイツはただの坊主ですけど、年数の違いで」と笑った。ホームの試合前には自家用車の中でリラックス。時には怪談を聞きながら、少しずつスイッチを入れるのが宗の流儀だ。
4番森と5番紅林が途中交代するアクシデント。そんな試合を勝利で飾った。他にも故障者が多数。宗は「夏が近づくにつれ、体の疲労とかいろいろある。全員でカバーして」とチームの思いを代弁した。一丸で乗り越える。【大池和幸】