<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム3-4DeNA>◇31日◇エスコンフィールド
日本ハムのドラフト3位・宮崎一樹外野手(22)が、「日本生命セ・パ交流戦」のDeNA戦でデビューし、初打席で初安打を放った。チームは勝利目前の9回に守護神・田中正が同点弾を浴び、10回に河野が勝ち越しを許して交流戦初黒星。4月19日以来42日ぶりに3位転落も、期待のルーキーが新庄剛志監督(52)の期待に応え、プロとしての一歩を踏み出した。
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1軍初合流の宮崎がいきなり結果を出した。「7番左翼」で出場すると、1点を追う2回2死一塁、カウント1-1から昨季セ・リーグ最高勝率、最多勝のDeNA東の外角低め、129キロのチェンジアップを捉えた。バットを折りながら右前に運んだ。「まずはホッとしています。どんな形でもヒットを打ちたいと思って打席に入りました。鎌ケ谷でやってきたことができました」。記念球は、回収した新庄監督から渡され「どうしようか決めてなかったですけど、両親にあげます」と笑顔で話した。
シーズン終盤を見据えた指揮官の思惑もあった。新庄監督は91年9月10日の巨人戦に代打で出場し、香田勲男から初打席初安打初打点を挙げた。
当時の佐々木恭介打撃コーチから「まっすぐを狙っていけ」と言われたが「いやです。カーブ狙います」と応え有言実行。勝負強さは1軍に出てこそ磨かれる。「若いうちに1軍の舞台で経験することが成長につながるし、層も厚くなる。この長いシーズン、層を厚くしとかないと」。優秀な若手は積極的に抜てきし、底上げにつなげる。
2、3打席目は凡退し、8回1死二塁では代打を送られた宮崎は「そういった場面でも任せてもらえるバッターになれるように」。1つの結果におごることなく、さらなる高みを目指す。【永野高輔】