<ソフトバンク2-1広島>◇31日◇みずほペイペイドーム
パ・リーグ首位のソフトバンクに激震が走った。柳田悠岐外野手(35)が広島1回戦(みずほペイペイドーム)で右ハムストリングを負傷し、出場選手登録を抹消されることが決まった。小久保裕紀監督(52)は長期離脱も覚悟。「今日は采配どころじゃなかった」と、今後は柳田抜きのオーダーで臨むことに。チームは連敗を2で止めたが、主砲の戦線離脱は何より痛い。
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小久保ホークスに試練の時が訪れた。
柳田について小久保監督は「明日、病院に行く。病名は明日、発表になる」と説明。右ハムストリングにテーピングを巻き、自力で歩いて帰った柳田は「痛かったです。病院に行ってみて。(今は)何ともいえないです」と話すにとどめた。6月1日に病院で診察を受け、正式な診断と全治が判明する。
「3番DH」で先発出場し、3回に二ゴロを放った際の走塁で右ハムストリングを痛めた。ヘッドスライディングで一塁到達後は患部を押さえたまま、立ち上がれず。すぐにトレーナーが駆け寄り、担架も用意されたがそれには乗らず、トレーナーと村上打撃コーチに腰を支えられながらベンチに下がった。柳田は「走れなかった」と振り返った。
小久保監督は「試合は途中からほとんど見ていない。いろいろとやることがあったので。こうなった時に明日からどう立て直すか。代わりはなかなか難しいでしょうから、どれが一番オーダーとして得点できるかをこれから考えます」と淡々と話した。「長期離脱も想定するか」の問いには「もちろん。チームの底力を見せるところ」と言いきった。2軍から選手を呼ぶことも明言し、柳田は出場選手登録を抹消される。
この日を含め、柳田は今季全48試合に出場してきた。打率2割9分3厘、4本塁打、35打点。不動の3番として開幕からチームを引っ張ってきた。開幕スタートダッシュや5月終了時点で首位にいるのも、柳田が原動力だった。貯金16で2位ロッテに4ゲーム差をつけているが、主砲の離脱は最も恐れていたことの1つ。指揮官の言葉通り、全員でカバーするしかない。
試合は栗原のV犠飛で、連敗を2で止めた。本拠地8連勝を飾り、小久保監督は「今日負けていたら『Wショック』みたいな記事になるので、良かったです」と言った。底力を見せる時が来た。【只松憲】