恩返しの投球を見せる。ソフトバンク有原航平投手(31)が、先発する4日の「日本生命セ・パ交流戦」の中日戦(バンテリンドーム)で、日本ハム時代の先輩、中田翔内野手(35)との初対決を心待ちにした。3日はみずほペイペイドームで投手練習に参加。「いつも声をかけてくれますし、去年もオープン戦の時は話をさせてもらいました。本当にお世話になっている先輩です」。そう感謝しつつ「でも試合なので。チームが勝てるように僕は僕にできることを頑張りたい」と真剣勝負に徹する。
中田と有原は、日本ハムが前回リーグ優勝した16年に投打の軸としてチームを引っ張った。同じチームだったからこそ、中田の怖さは熟知。「いいところでいつもヒットを打ってもらいました。そういう場面で(打席を)回さないように粘り強く投げたい」。中田は、2日のオリックス戦で延長12回に決勝の適時二塁打を放ったばかり。「甘いところは、長打がある。バットに当てるのもすごく上手なので、まずは甘い球を投げないように」と最大級の警戒で臨む。
2日、東京6大学野球で母校の早大がリーグ最多となる通算47度目の優勝を飾った。中継を見たという有原は「すごい雨だったんですよね。雨の中でも全力でプレーする姿を見て刺激をもらいました」。指揮を執る小宮山悟監督(58)は早大在学時の投手コーチ。偉業を果たした恩師や後輩たちに負けじと腕を振る。
5月31日の広島戦の走塁で、主砲の柳田が右ハムストリングに全治まで約4カ月の重傷を負った。先発の柱として「チームが勝てるように、今まで以上に頑張ります」と自覚は十分だ。ホークス移籍後の交流戦は3試合で2勝0敗、防御率0・48。得意のセ界斬りで、チームを4連勝に導く。【只松憲】