【阪神】不振の大山悠輔、2軍再調整「自信なくしているから」岡田監督と話し合いの末、決断

阪神対楽天 ベンチスタートとなった左から大山、坂本、ミエセス(撮影・宮崎幸一)

<日本生命セ・パ交流戦:阪神1-3楽天>◇4日◇甲子園

不振の阪神大山悠輔内野手(29)が2軍再調整を命じられた。2年ぶりに欠場した「日本生命セ・パ交流戦」の楽天戦後に岡田彰布監督(66)が「相当自信をなくしているから」と説明。5日から鳴尾浜でミニキャンプを張って出直す。試合は1-1の延長10回、ハビー・ゲラ投手(28)が3安打2失点と打ち込まれて7カード連続で初戦黒星。指揮官はゲラの再調整も命じ、チームは4番と守護神が消える非常事態となった。

   ◇   ◇   ◇

楽天に敗れた試合後、ショッキングな事態が待っていた。チームは10回に力尽き、延長戦4連敗に今季最多4万2622人の観客もため息。約2年ぶりの欠場となり、ベンチで見守った大山も足下を見つめた。主砲について問われた岡田監督は「いや明日からファームや」と明言。開幕から約2カ月、不調に苦しむ大山を指揮官の第2次政権下で初めて、2軍降格させることを決めた。

不振による2軍落ちは18年6月以来、6年ぶりだった。ここまで53試合に出場し、打率は1割9分9厘。昨季全143試合に「4番一塁」で出場したが、1日のロッテ戦(ZOZOマリン)は7番、同2日は6番に下がっていた。この日は1-3の延長10回2死一、三塁で漆原に代わる代打の準備をしていたが、中野が打ち取られてゲームセット。22年8月18日ヤクルト戦(神宮)以来の欠場となり、連続出場も227試合で止まった。

試合前練習から別メニュー調整だった。全体での屋外フリー打撃を行わず、外野のポール間や短距離ダッシュを繰り返した。約45分間走り込み、大粒の汗を流した。「しっかり頑張ります。それしかないです」の一言を残し、試合に臨んでいた。

2軍調整は指揮官と2人で話し合いの場を設け決めた。岡田監督は「いやもう今日話したよ、だから。本人も相当自信なくしてるから」と説明。「俺がこうした方がええん違うかっていうとったけどな。キレを戻さんと、今のままじゃどう考えても打てないやんか、本人もどう打っていいかわからんようになってるから」。本来の姿を取り戻すため、1度戦列から離すことを決断。「(2軍戦は)出えへん。試合でどう打っていいかわからんへんのに、なんで出るんや」と補足し、2軍では体のキレを戻すため、ミニキャンプを張って調整する見込みだ。

この日、延長10回に決勝打を浴びた守護神ゲラも、初の2軍降格となることが決まった。昨年日本一に導いた主砲と、新守護神がそろって降格の虎ショック。チーム全員で乗り越えるしかない。【村松万里子】

◆阪神大山の出場選手登録抹消 直近は22年8月5日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けて特例2022で離脱し、同月19日に1軍復帰した。同年は7月にも特例2022で出場選手登録を抹消。不振による2軍降格は、入団2年目の18年6月22日までさかのぼる。このときは再調整後、7月3日に再昇格した。