【阪神】近本光司が「4番」で初打点「いい経験」複数得点は58イニングぶり

阪神対西武 お立ち台で台湾プロ野球チアガール(前列)と記念撮影する阪神の選手たち。左から伊藤将、前川、近本(撮影・上田博志)

<日本生命セ・パ交流戦:阪神5-1西武>◇7日◇甲子園

阪神の「急造4番」近本光司外野手(29)が、追加点をほしい場面でポイントゲッターになった。

6回、森下の内野ゴロで1点を追加し、なおも2死二、三塁のチャンス。1球見逃しからの2球目の直球をジャストミート。一塁中村のミットをかすめてライナーを右翼線にはずませた。2者が生還。近本は軽快に三塁まで到達した。

「(最近)ヒットが出ていないし、得点圏で回ってきて打てていなかった。でもそんなことを考えても変わらないので、思い切っていくしかないな、と」

本来の打撃を心がけての1本。スコアボードに「3」がともる。久しぶりの“波状攻撃”だ。1イニング複数得点は5月31日ロッテ戦の6回以来、58イニングぶり。同3得点となれば5月19日ヤクルト戦の8回に3得点して以来、実に136イニングぶりだった。

チーム事情で4番に座って6試合目。これが初打点だった。打順への特別意識はないつもりでも、不思議と好機に巡ってくる「4番」の重みがあった。

「今までは自分が1番で、7、8、9番でチャンス作って回ってくるのと、1、2、3番で今の打順に回ってくるのはまた違うんだと。そういう打順なんだなというのは感じている。いい経験をさせてもらっています」

本調子とは言えない中、人知れずもがいていた「4番近本」の2打点は、チームにも本人にも大きな意味を持つはずだ。【柏原誠】