【ロッテ】佐々木朗希、中14日登板で5勝目 9Kすべて変化球「たまたまな部分も」6回1失点

広島対ロッテ 5勝目の佐々木(撮影・加藤孝規)

<日本生命セ・パ交流戦:広島1-3ロッテ>◇8日◇マツダスタジアム

フレッシュな右腕が前夜の悪夢を振り払った。ロッテ佐々木朗希投手(22)が中14日の先発マウンドで、6回9奪三振1失点の安定した投球を見せた。

今季5勝目を挙げるとともに、前日ノーヒットノーランで敗れたチームに白星をもたらした。

上半身の疲労回復遅れのため、交流戦開幕の5月28日に今季初めて出場選手登録を抹消された。「別に疲れてはなくて、体の感覚が良くはない中で、トレーナーと首脳陣の判断。体のコンディションを整えること、それだけをやりました」。抹消期間中は、基本的には1軍に帯同し、必要とあれば2軍でもコンディションを整えるなどしてきた。

2回に自身の送球ミスから先制を許したが、本来の佐々木に近い投球だった。160キロを超える直球こそなかったが、それでも毎回奪三振、さらに4回以降は先頭打者をすべて3球三振で圧倒した。奪った三振9つは、自慢の剛速球ではなくすべて変化球。「時と場合によって。たまたまな部分もあると思います」と控えめだった。

復帰登板、さらに初のマツダスタジアムでも落ち着いていた。「マウンドにアジャストするまでは力の入れ方とか気を付けないと暴れてしまう。なるべくストライクゾーンで勝負しながら、打たれてもいいかなと思って投げた」と、気持ちを整理してマウンドに上がった。小野コーチも「苦戦するかなと思ったんですけど、初回の入りからしっかりと順応をしてくれていた」と久々の先発での入り方を高く評価した。

チームの連敗を止め、順位も再び2位に押し上げた。「勝ち負けは野手も関わってくることなので、野手が点を取ってくれて勝てただけ。その中で自分のできるピッチングはできた」。勢いを再び呼び込むため、復帰したチーム思いの右腕はこれからも全力で腕を振る。【星夏穂】

▼益田が今季9セーブ目で、通算227セーブ。通算最多セーブは岩瀬(中日)の407セーブだが、ロッテでは小林雅の227セーブに並んで球団最多となった。