【阪神】近本光司「ヒットでチャンス広げたかったけど」延長持ち込む意地の犠飛も5回三振は反省

阪神対DeNA 7回裏阪神1死一、三塁、近本は中堅へ同点犠飛を放つ(撮影・上田博志)

<阪神1-2DeNA>◇5日◇甲子園

阪神近本光司外野手(29)が意地で1点をもぎ取った。

1点を追う7回。1死一、三塁の好機だ。左腕坂本の145キロ直球を中堅に運ぶと満員の虎党の大歓声に包まれた。延長に持ち込む中犠飛。「タイムリーでかえすことはできませんでしたが、追いつけたことはよかったです。ヒット打ってチャンスは広げたかったですけどね」。打った近本は悔しい表情を浮かべたが、執念だった。

最初のチャンスは三振に倒れていた。5回、先頭小幡の左二塁打と犠打で1死三塁。なんとか前に打球を飛ばしたいところだったが、先発ジャクソンの139キロ高めのボール球に手を出して空振り三振。表情をゆがめた。

岡田監督も「だから言うてるやん、そこで追いついとったら全然違うっていう。追い越せんもんな、やっぱりなあ。うーん」と首をかしげた。近本自身も、あの場面で1本出ていれば展開が変わったか、問われると「そうですね」と口元を引き締め、球場を後にした。

前日4日の敵地広島戦では2回に中犠飛、9回には3戦連続安打となる三塁打を決め、復調の気配を漂わせていた。甲子園に戻り、この日からのDeNA3連戦は「夏のこどもまつり」として開催。大型ビジョンでは選手の名前のひらがなが表示され、それぞれの「七夕のねがいごと」が紹介された。近本は「みんなが笑って過ごせますように」。自らだけでなく、ファンも一緒に笑顔になれるよう、子どもたちの思いを背に戦った。今日こそ背番号5がクリーンヒットで打線を勢いづける。【村松万里子】

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