【巨人】岡本和真「今日はなかったですね」初回耳をすませ先制V打 3年ぶり7連勝で首位キープ

巨人対DeNA 6回裏巨人2死満塁、門脇の3点適時二塁打で生還した岡本和(左)はグリフィンとポーズを決める(撮影・滝沢徹郎)

<巨人6-1DeNA>◇13日◇東京ドーム

巨人が3年ぶり7連勝で前半戦勝率5割ターンを決めた。初回に岡本和真内野手(28)の先制打で主導権を握り、そのまま付け入る隙を与えず勝ち切った。

阿部監督がスタンドのファンに送った、逆方向への打球を促す珍リクエストは実現しなかったものの、主砲の堅実なセンター返しが勝利をもたらした。貯金7で残り7試合となった前半戦での勝率5割が確定。混戦模様のセ・リーグで、少しずつ差をつけ始めた。

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打席に入った岡本和が、少しだけ耳をすませた。初回1死一、二塁の絶好機、センター方向やや右への打球が先制打になった。いつもと変わらぬチャンステーマが流れる中、DeNA吉野の148キロ直球をはじき返し「先に先制点を取るというのが大事だと思うので打てて良かった」。これが決勝打となった。先制点を奪えば、勝率は7割2分7厘。初回に奪えば13勝3敗で8割1分3厘とさらに跳ね上がる必勝パターンで、勝利をたぐり寄せた。

前夜の試合後、阿部監督が送ったファンへの珍リクエストは、実現には至らなかった。それでも、岡本和には届いていたようだ。主砲への応援について指揮官自ら「『レフトにぶち込め!』じゃなくて『ライトにぶち込め!』に変えてほしいって書いておいて。『レフトに』だと力んじゃうから」と提案。実際には、スタンドからの応援はいつもと変わらぬエールで後押しを受け、岡本和は「今日はなかったですね」とニヤリ。実はひそかに期待しながら打席に入っていた。

3回に中前、6回に左前と堅実に単打をマークし、3安打。7回の第4打席は右飛に終わるも、逆方向への打球に阿部監督も「凡打でも反対方向にいい形で飛んでいるので。振り回さなくてもすごい打球がいく。そこをちょっとつかんだんじゃないかな」と植え付け続けた意識が、徐々に実を結ぼうとしている。

16本塁打は12球団単独トップで、52打点はリーグ単独トップ。主砲の成績に呼応するように、チームは3年ぶり7連勝で前半戦勝率5割ターンが確定した。ホーム6連戦を2連勝でスタートを切り、ガッチリ首位をキープ。岡本和は「投手が頑張ってくれているので、明日も打てるように頑張りたいです」。次も少し耳をすませながら、打席に向かう。【栗田成芳】

▽巨人門脇(6回2死満塁で走者一掃の3点適時二塁打)「ああいう場面でなかなか長打も打ってない中で、3点取れたのは本当にピッチャーも楽になると思うし、自分的にもいい一打だった」

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