【日本ハム】伏見寅威「万波が全てですね」計算通りの配球と捕球位置で周東との至極の勝負制す

日本ハム対ソフトバンク 7回表ソフトバンク2死二塁、甲斐の右前打で生還を試みるもタッチアウトになる二塁走者の周東。捕手伏見(撮影・佐藤翔太)

<ザ・ピンポイント>

<日本ハム3-1ソフトバンク>◇14日◇エスコンフィールド

日本ハム伏見寅威捕手(34)が“万波の肩”VS“周東の足”を至極の勝負に昇華させた。7回2死二塁。日本ハムのリードは1点。ソフトバンクの走者は周東、打者は甲斐。外野は前進守備。伊藤をリードする伏見の狙いは明確だった。

伏見 周東選手でも刺せる位置に外野が前進していたので、ゴロヒットならどうにかなる。今日の甲斐選手は内寄りだったら大きい当たりはあるけど、外ならおそらくロング(長打)がないだろうっていう配球。

外角低めに直球を続け3ボール。4球目も外角低め直球。右前に落とされたが、これも計算通りだった。

伏見 (打たれても)万波方向に行ってほしいっていう感じだった。うちの外野陣は全員信頼できるけど、一番信頼できるのが万波。そっち方向に打たれてもなんとかなるっていうのは自分の中での保険だった。

万波から強いストライク返球が来た。コリジョンルールにより捕手は走路を空ける。本塁より前、外野寄りで待つのが一般的だが、伏見は本塁より後ろ。捕球後、ミットを目の前に落とし周東の足にタッチした。

伏見 一番あれが(タッチが)早いと思う。(後ろ側に立つのは)万波の送球が強いのも、もちろん大事。弱い球だと走者と重なるので。(本塁の)後ろで待つと走者も真っすぐしか来れない。回り込まれないのでベース板の上に(ミットを)置けばアウト。まあ、万波が全てですね。僕は捕ってタッチしただけ。

外野から距離はできても、万波の肩に信頼があった。リクエストでもアウト判定は覆らず。至極の勝負を制して、勝率5割に復帰した。【木下大輔】

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