【ソフトバンク】ヒーローなのに…甲斐拓也、自己最多タイ5打点も「打たれて悔しかった」リード反省

ソフトバンク対ロッテ 甲斐はスタンドのファンに手を振る(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク6-4ロッテ>◇17日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンク甲斐拓也捕手(31)が自己最多タイ1試合5打点の活躍で7月初の連勝に導いた。2回に3号2ランを放ち、3-3の6回2死一、二塁で決勝の中前適時打。8回には2点適時二塁打でダメを押した。7ゲーム差に詰められて始まった2位ロッテとの3連戦で、5カードぶりの勝ち越しに成功。再び8差とし、19日から西武との球宴前最後の3連戦に向かう。

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甲斐は反省しきりだった。間違いなく打のヒーロー。しかし「キャッチャー甲斐」としては満足できなかった。「しっかりリードしていい形でいきたかったんですけど…」。ドラフト6位ルーキー、大山がプロ初先発で3回3失点。「球は良かった。大山はしっかり投げたんですけど。結果的に打たれてすごく悔しかった」。リード面の無念はバットで晴らした。

0-2の2回2死一塁で左翼越え2ラン。6月7日のDeNA戦以来、約1カ月半ぶりの3号で同点に追いついた。「越えてくれと思ってました。ああいった結果になるとは思わなかったです」と自身も驚きの1発。3-3の6回2死一、二塁では決勝の中前適時打。4-3の8回2死二、三塁では左翼越え2点適時二塁打でロッテを突き放した。21年4月20日の楽天戦(北九州)以来、3年ぶり2度目の1試合5打点。さらに今季2度目の猛打賞の活躍にも「できることをしっかりやることが大事。やるべきことをやれればいい」と謙虚に話した。

チームにとって大きな1勝だった。2位ロッテとの本拠地3連戦。7月上旬は12・5ゲーム差をつけていたが、約2週間で7ゲーム差に詰められて今カードを迎えていた。初戦を落としながら、2、3戦目で勝利。7月初の連勝、さらに5カードぶりの勝ち越しでロッテを返り討ちにした。これで8ゲーム差。再び独走といきたいが、甲斐は「ロッテがというよりは、しっかり勝ち越しを求めている。それはこれからも。相手がどこであろうとそういう野球をしていきたい」と一喜一憂はしなかった。19日からは敵地で西武とのオールスター前最後の3連戦。「前半はあと3つ、しっかりいい形で前半を終えられるように。まずはしっかり頭を取りたい」。甲斐はどこまでも謙虚だった。【只松憲】

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