【独占手記】阪神岩崎優が球宴について語る「本当のこと話すか分からない」後半戦見据え独自の考え

全パ対全セ 9回から登板した全セ岩崎(撮影・足立雅史)

<マイナビオールスターゲーム2024:全パ6-11全セ>◇第1戦◇23日◇エスコンフィールド

全セの阪神岩崎優投手(33)が日刊スポーツに独占手記を寄せた。ファン投票中継ぎ部門1位で、4年連続4度目の球宴出場。5点リードの9回に登板し、全セ投手陣唯一の3者凡退で試合を締めた。これまで3年間はオール直球勝負を続けてきた中、今年は変化球も解禁。2回連載の1回目では球宴ならではの他球団選手とのやりとりなど、後半戦も見据えた独自の考えを語った。【聞き手=波部俊之介】

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今年で4年連続4回目の出場になりました。雰囲気はいつも通りのオールスターだったかな。ただ、今回は序盤から荒れた試合になりましたね。9回に登板したときは5点差でしたけど「ちょっと油断できないな」と思いながら投げていました。第2戦では後輩の桐敷も登板すると思います。きっと何か、変わったことをやってくれるんじゃないですかね? 期待しています。

これまでのオールスターでは、全て直球で勝負してきました。ボールに緩急をつけたりはしていましたけどね。去年も事前にキャッチャーに「真っすぐ中心でお願いします」と伝えていて。変化球のサインを出されても、首を振っていましたね(笑い)。でも、今年からは変化球を解禁しようと考えていました。ちょっとキツいので…(笑い)。

今日は全球種とまではいかなかったですけど、変化球もいつも通り交えて投げていきました。他球団のトップ選手が集まりますし、やっぱりみんな真っすぐ1本を狙ってくる。そこを直球だけで抑えるのはなかなか大変なことなんです。実際に去年も一昨年も打たれていたので。

オールスターはそういったレベルの高い選手たちと、いろいろな話をできる場所でもあります。普段対戦する打者と話すことでシーズン中の「答え合わせ」もできるかもしれません。ただ人それぞれだと思うんですけど、自分の場合は積極的に話しかけにいくタイプではないですね。人見知りだということもありますけど(笑い)。

打者とはこれからも対戦が続きますしね。打たれたにしろ抑えたにしろ、その場面のことを聞くことで今後の対戦に邪念が入りそうというか。例えば「あの場面は真っすぐ待っていて、打ちました」と言われたとして。次に同じような場面が来た時に「あんなこと言ってたから…」と、うのみにするのかとか。そういう駆け引きはしたくないので。何か聞かれたりしたら話すかもしれないですけど、本当のことを話すかは分からないですね(笑い)。

もちろん、この貴重な時間でヒントをもらったこともあります。たとえば去年は変化球が多彩な広島九里投手と、球種の使い方について話しました。同じ球種で同じサインでも自分で投げ分けたりする? といった内容でしたね。自分はそういった部分があったので。映像を見ていると九里投手も同じ球種で違う変化をしていたので、そういった話になったんだと思いますね。

個人的に今季の前半戦は、すごく抜群な成績ではなかった。それでもファン投票1位で選出していただいたことには、すごく感謝しています。引き続き2戦目も楽しみます。(阪神タイガース投手)(25日の2回目に続く)

○…第1戦で岩崎は、投手陣唯一の3人斬りで試合を締めた。5点リードの9回に登板。5番のロッテ佐藤は直球2球で中飛。6番のソフトバンク栗原は120キロ台の変化球も交えながら、最後は145キロ直球で空振り三振に打ち取った。7番の楽天鈴木大は変化球を2球見せた後に直球で押し込んで右飛。危なげなく締めくくり、「とりあえず、勝てたのが良かったです」と胸をなで下ろした。

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