【阪神】岡田彰布監督が語る100周年の甲子園 聖地に育まれた「守りの野球」で首位巨人戦へ

阪神岡田監督(2024年7月撮影)

聖地に育まれた野球で首位巨人に3連勝や! 阪神岡田彰布監督(66)が、8月1日に開場100周年を迎える甲子園について語った。

阪神選手との関係も深かった父勇郎さんに連れられ、初めて訪れたのは幼稚園の頃。約60年にも渡り親しんできた聖地での思い出やラッキーゾーンへの私見など、さまざまな思いを言葉にした。30日からは100周年を祝う本拠地巨人3連戦。甲子園ならではの「守りの野球」でライバルを迎え撃つ。

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甲子園100周年の節目にグラウンドに立つ。

「そら、光栄やな。記念の年に」

岡田監督は名誉な喜びをかみしめた。

父勇郎さんに連れられ、初めて訪れたのは幼稚園の時だと記憶している。

「いやいやもう、60年ちょいぐらいやで」

自宅から一番近いのは日生球場だったが、野球観戦と言えば甲子園。三塁側の一番前が定位置だった。

北陽高(現関大北陽高)1年時に夏の甲子園に出場した。

「広いなあと思ったよ。今よりも、ファウルグラウンドがもっともっと広かったから。ベンチももっと後ろやったやろ」

大きさに驚いたグラウンド。80年に阪神に入団してからは本拠地になった。

身近になっても神聖な場所だ。

「スパイクが入ったらシャキって音がする。シャーベットや言うとったんや」

記憶に残るのは伝説のグラウンドキーパー、藤本治一郎(じいちろう)氏の姿。試合後の静かな暗闇の中で1人、聖地と向き合っていた。

「イレギュラーしたとこを懐中電灯持ってな、じいやん(藤本氏)が手でならしてる。これはもう粗末にできへんというかな。佐野(仙好)さんも、レフト守りに行くのでも、セカンドの後ろから行ってたもん」

雨が降った直後はグラウンドに入れない。

「スパイクで入ったら怒られとったもん、じいやんに。『入んな!』言うて。だから運動靴に履き替えてな、芝生も入れてくれへんかったよ」

守らなければいけないものを肌身で感じた。

甲子園に足を踏み入れる度、思うことがある。

「やっぱり『野球場』に戻ってきた感じがするよな。人工芝の球場よりもな」

リニューアルを経ても、独特の雰囲気はいつもそこにある。

「そらもう変わらんやろなあ。このままでなあ」

これからの100年に思いをはせた。

ラッキーゾーン復活の声には「いらんと思うけどなあ。ピッチャーが反対するやろ」と私見を述べた。

「やっぱり甲子園は広いから、ずっと投手王国というかピッチャーにええ選手、すごい選手が出てるやんか。そういうことだと思うよ」

指揮官が掲げる「守りの野球」は聖地に育てられたと自負する。

「ずっとやってきたからやん。甲子園でやってたからや。だから甲子園で勝つための戦法や、守りの野球は。なかなか東京ドームで守りの野球はできへんよ」

甲子園100周年を祝うカードは伝統の一戦。

「まあ、ええ試合になるんちゃう、3連戦は」

甲子園をホームにする阪神だからこそできる「守りの野球」で、首位巨人を迎え撃つ。【磯綾乃】

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