【阪神】佐藤輝明8・1甲子園100周年前祝いの2点適時打 塁上で手を揺らすポーズの意味は?

阪神対巨人 6回裏阪神2死二、三塁、佐藤輝は右前適時打を放つ。投手泉(撮影・加藤哉)

<阪神9-6巨人>◇31日◇甲子園

100周年を迎える甲子園で最高の前夜祭だ。阪神が14安打9得点の猛攻で6連勝。両軍合わせて23安打と打ち合いの伝統の一戦は4番佐藤輝明内野手(25)が6回に2点打を放ち試合を決定づけた。今季12球団最多となる4万7011人の観客も狂喜乱舞。首位巨人とは1・5差に迫った。今日1日は甲子園100周年のメモリアルゲーム。G3連倒でスペシャルな試合を飾る。

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100歳目前の甲子園に前祝いをささぐ。佐藤輝に快打が出た。2点リードの6回2死二、三塁。泉から右前2点適時打を決めた。最終的には9-6の乱打戦。緩めることなく重ねた得点が最後に利いた。11年ぶりに4万7000人を突破する4万7011人の大観衆を沸かせ「ヒットになってよかったです」とうなずいた。

一塁ベース上ではバサバサと手を揺らした。まるで翼のように。実はこれ、チーム内でも徐々に定着しつつあるポーズだ。前半戦終盤あたりから、佐藤輝を中心に取り入れ始めたもの。当初はベンチの仲間も無反応の時もあったが、今では前川らを中心に呼応する。佐藤輝は「意味ですか? カモメっす。右京(前川)の眉毛に着想を得て」と笑いながら明かす。

前川の右眉が、絶妙な湾曲を描いているという。カモメのシルエットでよく見る形にそっくりだとか。仲間からイジられることがしばしばあり、そこからヒントをもらったというわけだ。「カモメポーズでいいんじゃないですか」と命名。海上で飛び回るカモメは、自由や希望、幸運を象徴する鳥と言われる。後半戦は5戦全勝。幸運のポーズとともにある進撃だ。

大きく翼を広げる4番に導かれるように、チームは4試合連続2桁安打の猛打。後半戦打率4割5分5厘、5打点の男が中心にいる。「8月、9月、もっと大事になってくるのでしっかり頑張ります」。この日は近大の先輩糸井嘉男氏の43歳の誕生日。「おめでとうございます」と祝福のコメントも忘れなかった。

今季2度目の6連勝で首位巨人とは7月16日以来の1・5ゲーム差。巨人に10カードぶりの負け越しをつけてみせた。さあ、8月1日は甲子園開場100周年。メモリアルゲームで地元西宮市出身の「宮っ子」が暴れる予感は十分だ。岡田監督も「明日ね、記念日ですからね。いい形で勝利したい」と誓う。長期ロード前最後のゲーム。幼少期から何度も甲子園のスタンドで野球を見続けてきた背番号8が、グラウンドで羽ばたく。【中野椋】

▼ゲラ(最速159キロで打ち合いの9回を完璧に締め11セーブ目)「たくさん点が入る試合だったけど、ブルペン陣はいい仕事ができたと思う」

▼糸原(6回に代打で右前打。7月2日以来13打席ぶりのHランプも苦笑いで)「何もないですよ」

<データ>

・阪神が6連勝。今季最長の4月14日中日戦から同24日DeNA戦にかけての7連勝(2分けはさむ)以来、今季2度目。

・阪神が1回に打者一巡で4得点。1回の4得点は6月16日ソフトバンク戦で前川の満塁本塁打での4得点に並んで今季最多タイで、1回の打者一巡は今季初めての猛攻だった。

・巨人戦の9得点は今季最多で、これまで最多だった5得点を大きく上回った。

・今季チーム安打数2位タイの14安打。7月27日中日戦から13→16→13→14安打と今季最長の4試合連続2桁安打となった。

・今季12球団最多となる4万7011人の観衆が詰めかけた。4万7000人以上は13年10月5日巨人戦(甲子園)の4万7046人以来、11年ぶり。

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