【阪神】大山悠輔「何としても」打たなければならない理由…走塁ミス取り返すV打で8連勝2位浮上

DeNA対阪神 6回表阪神1死一、三塁、中前に適時打を放つ大山(撮影・たえ見朱実)

<DeNA2-4阪神>◇2日◇横浜スタジアム

強い! 阪神がクリーンアップの3連打で一気に試合をひっくり返し、今季最長の8連勝&今季最多の貯金8で2位に浮上した。1点を追う6回1死二塁から3番森下翔太外野手(23)が同点打、4番佐藤輝明内野手(25)が右翼フェンス直撃打、そして5番大山悠輔内野手(29)が中前に決勝打を放った。打線はこの回一挙4得点を決め、リーグ最多となる今季18度目の逆転勝ちでセ・リーグ50勝一番乗り。甲子園巨人3連戦3連勝から一夜明け、真夏の長期ロード初戦を心地よく走り出した。

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振り抜いた打球が中前に落ちても、大山は表情を緩めない。三塁走者の森下はすぐさまガッツポーズ。三塁ベンチの仲間の喜びにも、左半分を埋め尽くした虎党の大声援にも、主砲は決して浮かれなかった。

「なんとしてもランナーを返したいと思っていました。タイムリーになってくれてよかった」

1点を追う6回。3番森下の中前適時打で試合を振り出しに戻し、4番佐藤輝の右翼フェンス直撃打で1死一、三塁。5番大山はDeNAジャクソンを相手に3ボールからファウルで食らいついた。7球目。高めに浮いたチェンジアップを強振して決勝打を決めた。

「村上を始め、本当にチームの全員が助けてくれたので、そのあとの打席でなんとかしないといけないと思って(打席に)入った」

打たなければならない理由があった。4回1死一、二塁。6番前川が中堅手の頭上に大飛球を放った。一塁走者の大山は二塁ベースを回った。この時、二塁ベースを踏んでいなかった。中堅手の桑原が背走して好捕すると、帰塁時にも二塁ベースを踏めず。ダブルで「空過」となり、アピールプレーでアウトとなっていた。

1点を追う展開で、流れを相手に渡しかねないミス。大山は試合後、猛省した。「自分のミスです。中途半端にやってしまったので、それが良くなかった。勝って良かったというプレーじゃない。そこは反省しかないので」と口元を引き締めた。

ただ、痛恨のミスを自らのバットで取り返したのはさすがだ。得点圏打率3割2分9厘は森下に次いでリーグ2位。8連勝中はチーム55得点のうち10打点をたたき出し、森下、佐藤輝と3人で計30打点の強力クリーンアップを支えている。

これでチームは今季最長の8連勝。貯金も今季最多の8に膨らんだ。甲子園での巨人3連戦3連勝から一夜明け、長期ロード初戦も投打がガッチリかみ合った。首位広島に0・5ゲーム差の2位に浮上。5月26日以来の首位再奪取を完全に視界にとらえている。【村松万里子】

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