<阪神4-0広島>◇11日◇京セラドーム大阪
阪神大山悠輔内野手(29)が今季10号ソロを放ち、7年連続2桁本塁打を記録した。
3-0の8回、広島5番手河野の6球目だ。内角143キロ直球をフルスイング。打球は高々と上がり左翼ポール際へ。ダメ押し弾で試合を決定づけた。
これでプロ2年目の18年から7年連続の2桁本塁打。7年連続以上の2桁本塁打は球団8人目で、生え抜きに限れば6人目となった。それでも自身の記録に関しては二の次。「遥人が帰ってきてくれたのが一番。僕ではなくて、チームが勝ったこと、遥人が勝ったことが一番です」と優しくほほ笑んだ。
絶対に勝ちたい理由があった。先発高橋は1009日ぶりの1軍登板。「1点でも多くというのはありました。今日は特に遥人が投げるので、なんとか助けたかった」。その思いが初回の先制劇につながった。3番森下の中前適時打で先制し、なおも2死一塁。広島九里の145キロ直球を左翼フェンス上部に直撃する適時二塁打で2点目を挙げた。「初球から自分のスイングができました。1点で終わらず複数点を取ることができて良かったです」。
一塁から見る背番号29は頼もしかった。「遥人が帰ってきてくれた、元気よく投げてくれたのが一番うれしいところ」と喜んだ。左腕への思いをバットに込めた。【村松万里子】
▼大山が、プロ2年目の18年から7年連続2桁本塁打を達成した。阪神では8人目で、生え抜きに限れば6人目。03~11年の金本知憲(9年連続)以来で、生え抜きでは80~91年の岡田彰布(12年連続)以来。
▼チーム105試合目での10号は、初めて大台に乗せた18年の123試合目(9月17日DeNA戦)に次ぎ、2番目の遅さ。今季このペースなら13本塁打に終わるが、終盤戦の巻き返しはなるか。