【巨人】山崎伊織8勝目、左手首骨折離脱“エリー”のために投げ勝った「打って助けてもらった」

巨人対阪神 阪神に勝利し、ファンとタッチをする巨人山崎伊(右)(撮影・菅敏)

<巨人1-0阪神>◇12日◇東京ドーム

巨人山崎伊織投手(25)が“エリー”のために投げ勝った。中5日のマウンドで、6回2/3、2安打無失点で8勝目を挙げた。二塁を踏ませない内容で、阪神打線を寄せ付けず初回の1点を守り抜いた。前日に左手首骨折で離脱したヘルナンデスの背番号「42」のユニホームをベンチに掲げ、チーム全員の敬意を込めて臨んだ一戦。3連勝で今季最多タイの貯金11とし、9連戦最後の3連戦初戦を制した。

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山崎伊が背番号42のユニホームに、背中を押されるように投げ込んだ。今季初の中5日で阪神に耐え勝った。「後半戦(自身)2連敗で負けていたので、すごく気合が入って集中していました」。打者23人中、ファーストストライクを振ってきたのは2人だけ。7回途中まで121球を費やすも、二塁を踏ませず。スミ1勝利を呼び込んだ。

先頭をすべて封じた。前回登板の6日広島戦は先頭出塁を許した3イニングで失点し、6回5失点。反省を糧に帽子のツバには「先頭」とペンで記し、特に意識した。イニング間の投球練習では、1球目にマウンド後方から全身を使い、力強く投げた。「先頭でギアが上がりきらないことが多かった」と“新ルーティン”で気合を入れた。

前日の中日戦で左手首を骨折したヘルナンデスの分まで背負った。ベンチにユニホームが掲げられ「本当に来てからジャイアンツの流れがよくなった。すごく打って助けてもらった。何とかここからピッチャーが粘っていけるように」と離脱した“エリー”のために投げ続け8勝目。自身も東海大4年の20年6月に右肘のトミー・ジョン手術を経験。1年目からリハビリの日々を過ごし、戦えないもどかしさも知るだけに奮い立った。

真夏の9連戦を締めくくる3連戦。7月30日からの甲子園3連戦で3連敗を食らった阪神に本拠地でリベンジした。首位広島の背中にピタリ付きつつ、虎とは3ゲーム差。「(ヘルナンデスも)優勝できたらうれしいと思う」。じわり差を広げ、エリーの分まで突き放しにかかる。【上田悠太】

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