【阪神】佐藤輝明が決勝打&2ランの大暴れ チームは京セラドーム大阪開催のヤクルト戦18連勝

阪神対ヤクルト 6回裏阪神無死一塁、佐藤輝は右越えに2点本塁打を放つ(撮影・藤尾明華)

<阪神10-4ヤクルト>◇21日◇京セラドーム大阪

アレンパ諦めん! 阪神佐藤輝明内野手(25)が決勝打&10号2ランと大暴れし、チームを2連勝&5カードぶりの勝ち越しに導いた。初回2死三塁で左中間フェンス直撃の先制二塁打。6回にはダメ押し2ランを右翼席に突き刺した。新人から4年連続の2桁本塁打は球団3人目だ。これでチームは8月に京セラドーム大阪で行われるヤクルト戦で18連勝。首位広島とのゲーム差を4に縮め、一気のカード3連勝を狙う。

   ◇   ◇   ◇

軽々と振り抜いた。ボールをすくい上げるようなスイング。佐藤輝は簡単に本塁打を打っているように見える。それだけ力感なくリラックスしている。「狙ってはいなかったけど、良い反応ができた思う」。6回無死一塁。星の内角低め148キロ直球を仕留めた。

ダメ押しの右越え10号2ラン。田淵幸一、岡田彰布が通過点とした新人から4年連続2桁アーチだ。大先輩たちに次ぐ球団3人目の記録にも「もう全然。まだ10本なんで。特にないです」と首を横に振る。納得しないが大山、森下とともにドラフト1位選手3人が2桁本塁打は球団4度目の快記録。3人の打点そろい踏みは今季9戦全勝を誇る。

初回は2死三塁で左中間フェンス直撃の先制適時二塁打。「今日はあれが一番よかった」という逆方向の一打こそ真骨頂だ。新人だった21年。初めて出場した球宴の練習中、左中間へ鋭い打球を飛ばしていると憧れのソフトバンク柳田が近寄ってきた。談笑した際には「ありえない…」と驚かれた。

佐藤輝と同じ左の長距離ヒッターが練習から左中間への当たりを意識したのは、プロに入って数年たってからだったという。そこを狙うことで、バットは自然と体の内側から出てくる。ルーキーイヤーから実践していた背番号8は「調子が良い時はそっち(逆方向)へ当たりが出る」と言う。この日の先制V打は好調の証し。8月は打率3割3分8厘と波に乗る。

岡田監督は試合前のミーティングで「初球から甘いボールを仕留める」と指示していた。初回の佐藤輝の適時打も初球だ。主砲が3打点で導き、チームは15安打10得点。ヤクルトに連勝で5カードぶりの勝ち越しを決めた。8月に京セラドーム大阪で行われるヤクルト戦は18連勝と無敵だ。

残り30試合。シーズンは大詰めか。いや、指揮官はまだ先を見ている。「今、8月やで? まだ4分の1残ってんちゃうの。30試合やるの大変やでお前、1カ月でできひんで。30試合もあるんやで、え?」。首位広島とは4ゲーム差に縮まった。逆転でのリーグ連覇へ。上位2チームにとって、虎が不気味な空気をおびてきている。【中野椋】

【動画】阪神佐藤輝明10号2ラン!入団から4年連続2ケタ本塁打達成

【関連記事】阪神ニュース一覧