【日本ハム】山崎福也“超脱力投法”で9勝目「一番いいバッター」リード&援護の盟友伏見に感謝

ロッテ対日本ハム 9勝目を挙げた日本ハム山崎(撮影・鈴木正人)

<ロッテ1-7日本ハム>◇21日◇ZOZOマリン

日本ハム山崎福也投手(31)がZOZOマリン仕様の“超脱力投法”で9勝目を挙げた。最速141キロの軟投スタイルで凡打の山を築き、8回8安打1失点。自身2年連続、移籍1年目での2桁勝利に王手をかけた。チームも勝負どころでの経験豊富なFA左腕の快投で3位ロッテに連勝。2カードぶりの勝ち越しで貯金「11」とし、首位ソフトバンクとの差も「11」に縮めた。

この日の最速は141キロ。最遅は85キロだった。山崎はZOZOマリンで投げる時に意識していることがある。「球場の雰囲気も含めて、あまり力まないようにと、この球場ではいつも思っているので、そう見えるのかなという感じです」。普段から脱力投法だが、この日はさらに力感がないように見えた。「今日は風が弱かったですけど、この球場ならではの力感でした」と笑顔で振り返った。

8安打を許したが、要所を締めた。レイエスの13号2ランが飛び出した直後の4回。先頭のソトに85キロの超スローカーブを右前打され、脱力のギアを上げた。続く山口に111キロ、高部には118キロ。ともにチェンジアップで初球打ちを誘い、アウトを積み重ねた。「ゾーンで勝負ができたので良かったですね」。緩いボールでも勇気を持ってストライクゾーンに投げられる強さが、快投の由縁だ。

頼もしい“相棒”は、この日も引っ張ってくれた。この数日は左脇腹に違和感を抱えていた伏見が5試合ぶりにスタメン復帰。無事に「さちとら」バッテリーを組み、打撃でも2得点に絡む2安打。「僕の中では本当に“一番いいバッター”。去年オリックスにいた時から一番打たれていたので(笑い)。打って当然かなと思っています」。“超脱力投法”をリードしてくれた盟友に感謝した。

8回99球で9勝目を挙げた山崎に、新庄監督は「『10』勝てば、区切りから逃れた感じでポンポンポンってまた行きそうな感じがする」とここからに期待する。シーズン最終盤。オリックスでしびれる試合を経験済みの山崎は「プロ野球の舞台で1、2、3位の争いは誰もができる経験ではない。移籍してきて、それができているのは本当に幸せ」。FA左腕が真価を発揮する時期がやってきた。【木下大輔】

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