【ソフトバンク】柳田悠岐、屋外フリー打撃で特大弾「今シーズン中にユニホームが着られれば」

フリー打撃で力強いスイングを見せる柳田(撮影・梅根麻紀)

右太もも裏の負傷で戦線離脱中のソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が今季中の完全復活を誓った。22日、福岡・筑後市のファーム施設でリハビリを公開した。屋外フリー打撃では計36スイングで2本の柵越え。「右半腱様筋損傷」で全治4カ月の大けがから再起を目指す主砲の経過は順調。レギュラーシーズン終盤、ポストシーズンに向け、9月から守備練習を再開する見込みだ。

フルスイングが、柳田の順調な回復を物語る。屋外フリー打撃の36スイング目。「おりゃ~」とバットを振り抜いた。打球は右翼の防球ネットに直撃。代名詞の特大アーチで公開練習を締めくくった。大粒の汗をぬぐい、テレビカメラ6台の前で復帰への熱い思いを吐露した。

「まずは野球ができればいいかなと。今シーズン中にまたユニホームが着られればいいかなと思います」

5月31日の広島戦で右太ももの裏を負傷。「右半腱様筋損傷」で全治4カ月の診断を受けた。戦列を離れ、もうすぐ3カ月を迎える。焦らず、地道にメニューをこなしてきた。「日に日に良くなっています。一生懸命にやれているので」と表情も明るい。当初は歩行もできない状態だったが、現在は7割程度でダッシュできるまでに回復した。すでにキャッチボールを再開し、今月20日から屋外フリー打撃を実施。9月から守備練習を予定し、経過は想定を上回っている。

主砲不在も、チームはVロードを独走中だ。貯金33で優勝マジックは23。4年ぶりの歓喜へ、着々と勝ち星を積み上げる。そんな状況に「ずっと貯金も増えて、しっかり勝っている。若い選手が出てきて、チームにとってもいいことやと思うんで。優勝を信じて、今はテレビの前で応援できる時は応援しています」。プロ14年目。長年レギュラーを張り続けてきたベテランも安心する戦いぶりだ。

レギュラーシーズン終盤での最短復帰も視野にあるが、今後も慎重に見定めていく。かねて小久保監督は「完全に治してほしい」と語っていた。柳田自身も「いいパフォーマンスで(1軍に)上がらないと意味がない。そのために今やれることをしっかりやっていきたい。そっちの方が大事なので」ときっぱり。10月にクライマックスシリーズ、その先にある日本シリーズを戦う可能性もある。短期決戦での復活もイメージし、タカの主砲が万全の状態に仕上げていく。【佐藤究】

【柳田の負傷後経過】

◆負傷 5月31日、広島との交流戦で走塁の際に右太もも裏を負傷した。

◆診断 6月1日に佐賀市内の病院で「右半腱様筋損傷」で全治4カ月の診断を受け、リハビリ組に移った。

◆合流 6月18日にリハビリ組に合流。筑後の屋外球場でウオーキング、電気治療などを行った。

◆再開 7月中旬に軽めのランニング、ティー打撃、キャッチボールを再開させた。

◆打撃 8月20日にリハビリ開始後初の屋外フリー打撃を実施した。

【関連記事】ソフトバンクニュース一覧