【巨人】ドラ1右腕西舘勇陽がプロ初先発で5回6安打4失点、敗戦投手に チームは連敗

巨人対中日 4回表を終え、ベンチへ戻る巨人西舘(撮影・鈴木みどり)

<巨人2-8中日>◇23日◇東京ドーム

巨人ドラフト1位の西舘勇陽投手(22)は悔しい先発デビューとなった。開幕から救援陣を支えてきた右腕にとって、約2カ月ぶりの1軍登板はプロ初先発のマウンドだった。だが立ち上がりから安定感を欠き、初回2死満塁から2点適時打で先制点を献上した。同点の4回には内野ゴロの間に勝ち越しを許すと、5回にも犠飛から失点して5回99球4失点で降板。リリーフ陣も失点を重ね、敗戦投手となった。チームは2-8で敗れて2連敗も、首位広島も敗れたためゲーム差は2のままとなった。

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初回から顔には汗が滴った。プロ初先発のドラフト1位右腕・西舘がいきなり試練に見舞われた。2死二塁、中日細川を迎えた。得点圏に走者を背負い、慎重に攻めたが、簡単にはいかない。初球から3球連続ボールでカウントを悪くし、四球を与えた。続く石川昂もフルカウントから四球を許した。

立ち上がりの2死満塁のピンチで粘れなかった。カウント2-2からの5球目。141キロカットボールが真ん中に入った。宇佐見に先制の右前2点適時打を献上。中日打線に粘られ、際どいコースは見極められた。初回だけで球数は37球を費やした。

打線の援護を受け、2、3回は無失点に封じた。ただ、4、5回とも先頭出塁から二塁打でピンチを広げて1失点ずつ重ねた。5回を6安打3四球の4失点。プロ2勝目はならず、リードを許す展開でマウンドを降りた。

開幕から中継ぎで26試合に登板し、1勝2敗19ホールドだった。疲れが見え始めた6月30日に2軍降格し、後半戦から先発に転向した。全球で決め球のように力を入れていたリリーフと違い、長いイニングを投げるため、制球重視で投げる力配分を意識してきた。しかし、立ち上がりから洗礼を浴びた。

プロ初先発の予定だった16日DeNA戦(横浜)が台風で中止となり、1週間遅れで迎えた先発デビュー戦だった。本拠地で迎えるプロ初先発に「ホームなのでファンの方が多い中で投げられるのはうれしい。声援もビジターより大きくなるので、それを力に変えられるようにしたい」とマウンドに向かった。

首位広島を2ゲーム差で追う中での一戦だった。「まずは結果を残さないと」と何より結果が欲しかった。悔しさの詰まった99球だった。【上田悠太】

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