<イースタン・リーグ:ヤクルト-楽天>◇23日◇戸田
右肘手術から1軍復帰を目指す楽天の田中将大投手(35)が、中10日のマウンドで5回途中を75球、6安打4失点だった。
投球を振り返り「ステップアップしているなと自分の中で感じられたことが一番。イニングも球数も増やすことができた。試合を重ねるごとに徐々に良くなってきている。(最速151キロは)出てないんで。(球場表示が)速いからちょっと、みんなに聞いたら」と話した。変化球はツーシーム、スライダー、カットボール、カーブ、スプリット、チェンジアップを交えた投球だった。次回登板については「まだ現時点では決まってないです」とした。
イニング数と球数は予定通りで、青山投手コーチは19日に「4から5イニング、75球目安。体の調子も前回登板で大丈夫というところなんで、その枠内でしっかりと投げるというところ」と話していた。
田中は昨年10月に右肘関節鏡視下クリーニング術を受けた。実戦復帰まで4カ月が見込まれ、開幕ローテ入りを目指してきたが、患部の状態と向き合いながら慎重に登板を重ねている。また、日米通算200勝の大台まであと3勝としている。
【登板内容は以下の通り】
◇1回
丸山和:見三振(139キロスプリット)
武岡:一ゴロ(141キロ直球)
北村拓:中飛(132キロスプリット)
◇2回
橋本:中安(133キロスライダー)
山崎:右飛(141キロ直球)
北村恵:三直(143キロ直球)
伊藤:中安(143キロ直球)
西村:左邪飛(147キロ直球)
◇3回
高野:見三振(130キロスライダー)
丸山和:空三振(147キロ直球)
武岡:左飛(139キロ直球)
◇4回
北村拓:左安(127キロスライダー)
橋本:二ゴロ(129キロスライダー)
山崎:中飛(147キロ直球)
北村恵:死球(129キロスライダー)
伊藤:空三振(スライダー)
◇5回
西村:左二塁打(直球)
高野:中二塁打(139キロ直球)
丸山和:死球(136キロカットボール)
武岡:投犠打(144キロ直球)
北村拓:中飛(141キロカットボール、2球目にこの日最速の151キロ)
橋本:2点中前適時打(149キロ直球)
◆投手桜井に交代(山崎に適時二塁打浴び田中は4失点)
【田中の右肘手術からの経過】
◆23年10月下旬:右肘関節鏡視下クリーニング術を受ける。キャッチボール再開まで1カ月、試合復帰まで4カ月を要する見込みとされる。
◆24年1月下旬:60~70メートルのキャッチボール、傾斜を使った立ち投げができるまでに回復。
◆1月31日:キャンプイン前日に沖縄・金武の自主練習で、立った捕手を相手に26球。
◆2月10日:キャンプ6度目のブルペン入りで、術後初めて捕手を座らせて10球。
◆2月18日:座った捕手に変化球を交えて今キャンプ最多の69球。
◆2月24日:中日とのオープン戦(北谷)で145日ぶりの実戦登板。最速141キロで1回2安打1奪三振無失点。
◆3月24日:オープン戦3試合、イースタン・リーグ1試合(3月20日)登板も、永井投手コーチが開幕2軍を明言。
◆4月11日:4月中旬のイースタン・リーグ登板を見込んでいたが、永井投手コーチが「コンディションを最優先にする。2軍投手コーチ、トレーナーを含めての判断」と実戦登板プランの白紙を説明。
◆8月7日:2軍練習試合の富士大戦(森林どり泉)で140日ぶりの実戦登板。1回を22球、最速は146キロで2安打2失点。
◆8月13日:イースタン・リーグDeNA戦(横須賀)で2回1/3を44球、最速は142キロで1安打2奪三振無失点。