【巨人】浅野翔吾打って走ってまた打った!最年少サイクル逃すもプロ初4安打2打点3得点大暴れ

巨人対中日 1回裏巨人1死、浅野は左中間へ先制ソロ本塁打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

<巨人6-2中日>◇24日◇東京ドーム

巨人浅野翔吾外野手(19)が、東京ドームで大暴れした。プロ初の2番でスタメン出場し、初回に2号先制ソロをマークすると、二塁打2本と単打でダイヤモンドを3周してかえってきた。史上最年少サイクル安打こそ逃したが、自身初の猛打賞どころか4安打2打点3得点。2年前の夏、甲子園を沸かせた高卒2年目のドラフト1位が覚醒の兆しを見せ、チームの連敗を2で食い止めた。

   ◇   ◇   ◇

ユニホームにまだ土も付いていなかった。初の2番に入った浅野が初回の第1打席。カウント2-1から低めカットボールを捉え左中間への2号先制ソロで口火を切った。5回には先頭の打席で左中間二塁打を放ち、次打者モンテスの中飛にタッチアップで三塁進塁、吉川の適時打で生還した。6回にも単打を放ち、残り三塁打で最年少サイクル安打のかかった8回、左翼線への当たりは二塁打。達成ならずも、打って、走って、また打った。

東京ドームのダイヤモンドを3周まわってかえってきた浅野のユニホームは土にまみれていた。5回が終わってトイレに行った際、ごみを拾って徳を積んで4安打2打点3得点。「聞いたことある名前の選手ばかりなんですけど、そこは名前負けせずに、自分がやってきたことを信じて強気でやってます」。左手首骨折のヘルナンデスに代わって昇格後の8月は32打数14安打、打率4割3分8厘、2本塁打。暴れ回っている。

あの黒土をまた踏みたくて仕方がなかった。2年前の今ごろは甲子園を走り回った。「ユニホームは高校生なんで1枚。それをドロドロにしてプレーして、1球1球に球場がどよめいて。緊張なんてまったくない、ただただ楽しかった」。高松商(香川)を8強に導き、準々決勝では敗れはしたが2ランを放ち近江(滋賀)と熱戦を演じた。「だからプロに入って、早く甲子園に行きたいんです。いつも甲子園の前に2軍に落ちちゃって」。セ・リーグの敵地で唯一行けていないのが甲子園。30日からの敵地阪神3連戦を前に優勝を争うチームに、もはや欠かせない存在になっている。

連敗を2で食い止める活躍にも「レギュラーで使ってもらっているわけじゃない」と言い切る浅野。「レギュラー定着できるよう監督に日々アピールをするつもりでやっているので、緊張とかなく自分のやることをできている」。浅野しか味わえない19歳の夏。しびれるような青春を過ごしている。【栗田成芳】

【関連記事】巨人ニュース一覧