<日本ハム6-1ソフトバンク>◇24日◇エスコンフィールド
天才のひらめきで“神のバット”が火を吹いた。2位日本ハムが首位ソフトバンクに勝ち、ゲーム差を10・5に戻した。新庄剛志監督(52)が今季初めて2番で起用した上川畑大悟内野手(27)が、3点リードの7回1死満塁で右翼線に走者一掃の三塁打を放ち、試合を決定付けた。
指揮官が本来望む狙いとは違ったが、大きなタイムリーとなった。新庄監督は7回の上川畑の打席で初球スクイズのサインを出したが、失敗。「あそこで一発でポンって決めてたら…でも失敗があったからこそボールをしっかり見て、ライト線に運んでくれたと捉えます」と前向きに話した。
思い通りいかなくても、おのずと“勝利の神”が降臨してくるのが24年の新庄ハムだ。今季初めて2番起用の理由を指揮官は「バントをしっかり決めてくれるので。ちょっと1回2番でおいてみようかなと。しっかり決めてくれたらな、と」。勝負どころでのスクイズは決まらなかったが意外な形で3点が加わり、両手を上げ大喜び。上川畑は「ほっとしたのが一番。3タコ中でしたし、スクイズも失敗してましたので」と安堵(あんど)した。
前夜は首位との3連戦初戦で5点差逆転されての悔しい敗戦となった。首位に食らい付くためにオーダーを微調整し、ひらめいたのが浅間大基、上川畑大悟の1、2番“ダブル大ちゃんズ”。浅間が先制スクイズを決めれば、上川畑が勝負どころの長打と、見事に起用が的中した。
今後、継続していくかは「それは分からない。ピッチャーが全然違うので」。データや相性に“直感スパイス”を適度に振りかけた必勝オーダーで、タカの背を追いかける。【永野高輔】