<DeNA10-4阪神>◇27日◇横浜
阪神森下翔太外野手(24)の勢いは止まらなかった。初回1死二塁。カウント1-1から先発大貫の外角142キロツーシームを振り抜いた。地をはうゴロは中前へ。7試合連続となるHランプをともした。1番近本が左前打、2番中野が投前犠打でつくった好機を生かし、試合開始後わずか6球での先制劇となった。
「最初にヒットが出てバントして、という流れで点を取れた。チームとしてもああいう流れが理想的。継続的にやっていきたい」
二塁手は二塁ベースよりもやや遊撃側にポジショニング。引っ張り警戒の特殊シフトを敷かれた中、関係なく二遊間を抜いた。この一打で得点圏打率はセ・リーグ1位の3割4分9厘に上昇。今季97本目の安打となり、自身初の3桁安打まであと3本に迫った。すでに本塁打数はキャリアハイの12本に到達。入団2年目以内の2桁本塁打&100安打となれば、虎の生え抜き右打者では新人時代の岡田彰布以来だ。指揮官が記録した大台にも差しかかる勢いだ。
2点を追う7回無死二、三塁では左中間へライナーではじき返した。好捕に阻まれたが、中犠飛できっちり1点を追加。今季59打点は中大の先輩DeNA牧を抜いてセ・リーグ単独4位。自身通算100打点にも到達した。「点を取れる選手はバッテリーとしても怖いと思うので。チャンスで回ってきたら1点を取るという気持ちでいきたい」。継続して勝負強さを見せつける。
昨季は打率1割5分8厘と苦しんだ地元横浜スタジアムだが、今季は球場別打率3割3分3厘をマーク。セ本拠地別ではトップの数字を残している。
「切り替えて2戦勝たないと。カード勝ち越しは最低条件だと思うので、しっかり勝っていきたい」
地元での躍動を次戦は勝利につなげたい。【波部俊之介】