【阪神】出れば負けない 佐藤輝明「地の利いかして」29日ぶり得意の甲子園に帰り巨人叩きだ

1日巨人戦の8回、右越えソロ本塁打を放った佐藤輝明

甲子園で「無敗のテル」が復活する。阪神は29日、台風10号の影響でDeNA戦(横浜)が中止になったことを受けて、練習も行わず新横浜駅から緊急帰阪した。

8月の月間負け越しが決まり首位巨人とは5ゲーム差、2位広島とは4・5ゲーム差。リーグ連覇が極めて厳しい状況に加え、4位DeNAも1・5ゲーム差と迫る。夏の長期ロードを終え、30日からは29日ぶりに甲子園での巨人3連戦。佐藤輝明内野手(25)が出場した今季の甲子園での巨人戦は5勝1分けと無敗で、神話継続なるか。

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雨がやまない。台風10号が接近する中、横浜も強い風雨にさらされた。午後1時過ぎにDeNA-阪神19回戦の中止が発表されると、選手らはタクシーで新横浜駅へ。練習を行わず帰阪に向かった。午後4時過ぎには東海道新幹線が一時運転を見合わせるなど、日本の大動脈がいつストップしてもおかしくないタイミング。早めに新幹線に乗車したメンバーに大きな影響はなかったとみられるが、台風の猛威に振り回された。

どんな嵐の中でも、立ち止まってはいられない。新横浜駅で取材に応じた佐藤輝は「甲子園も久々なので、いい打席にしたいと思います」と前を向いた。30日からは首位巨人と3連戦。1日以来、29日ぶりに本拠地甲子園に帰る。DeNAに2連敗し、この日の試合がなくなったことで8月の月間負け越しが決定。首位巨人とは5ゲーム差、2位広島に4・5ゲーム差つけられ、4位DeNAには1・5ゲーム差に迫られている状況だ。逆転リーグ連覇へ崖っぷち。さらにクライマックスシリーズ出場へも油断はならない。とにかく、負けられない日々が続く。

追い風は吹いている。佐藤輝は今季、甲子園で打率3割2厘。聖地での巨人戦に限れば6試合で24打数9安打、打率3割7分5厘。その6試合でチームは5勝1分と無敗だ。甲子園100周年のメモリアルシリーズとなった7月30日からの巨人3連戦は13打数7安打、1本塁打、3打点で同一カード3連勝を導いた。30日以降も天候は不安だが、試合さえできれば暴れる準備はできている。

前日28日は11試合連続で務めた4番スタメンから外れ、6番で先発となった。4打数無安打に倒れた今こそ、反発力を見せる時だ。「戻って地の利をいかして頑張っていきたい」。大歓声が背中を押してくれる。やまない雨はない。【中野椋】

▼佐藤輝は今季甲子園ではセ・リーグ本拠地別で神宮の打率3割3分3厘に次ぐ高打率の3割2厘。甲子園での対戦カード別打率でも中日戦の4割1分9厘に次ぐ3割7分5厘。出場した6試合では5勝1分けと負け知らずだ。昨季も「甲子園」×「巨人戦」では打率3割6分2厘と好相性。優勝を決めた9月14日にはリードを広げる2ランなど2安打2打点と貢献した。

▼阪神は29日の試合が中止となり、8月は2試合を残して負け越しが決まった。10勝13敗1分けで勝率4割3分5厘。2カ月ぶりの負け越しとなった。また、長期ロードも9勝13敗1分けで2年ぶりの負け越し。

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