チームを活気づける聖地初アーチだ! 阪神井上広大外野手(23)が、甲子園でのプロ初本塁打を目指す。
「昨日もホームランを打って、すごい声援をいただいたので、次からも声援をいただけるように、しっかりと結果を出していきたい」
28日DeNA戦(横浜)では、1点を追う6回1死で先発東の初球141キロカットボールを捉え、左翼ポール際へプロ1号本塁打を放った。試合は接戦の末に敗れたものの、この1発で一時同点。チームに勢いをもたらした。「本当に積み重ねが出たかなと思うので、引き続きやっていることを継続してやっていきたい」。25日の1軍昇格後、巡ってきたチャンスでしっかり結果を残した。プロ5年目で出た待望のアーチから、本拠地甲子園で行われる巨人戦で2戦連発を狙う。
履正社(大阪)時代、甲子園では数々の活躍を見せた。3年時は4番としてセンバツ、夏の甲子園と春夏連続出場へ導いた。たどり着いた聖地では通算7試合に出場し、30打数10安打14打点、打率3割3分3厘、3本塁打と大暴れ。夏の決勝・星稜(石川)戦では、エース奥川(現ヤクルト)からバックスクリーン左に突き刺す逆転3ランを放つ活躍で、履正社初の甲子園優勝に貢献した。
今季の甲子園では先発1度、代打で2度の3試合の出場。ここまで6打数無安打とまだ快音を響かせてはいないが、ここから「甲子園の申し子」の本領発揮だ。「これからもしっかり自分の中で考えながらやっていきたい」。チームは首位巨人に5ゲーム差の踏ん張りどころ。若きスラッガーが聖地に初めてのアーチをかけて、チームに再び勢いをもたらす。【磯綾乃】