<西武2-5日本ハム>◇30日◇ベルーナドーム
西武が敗れ、今季117試合目にしてCS進出の可能性が完全消滅した。
3回に松本航投手(27)が2四球絡みで走者をため、1死一、二塁から日本ハム清宮に先制3ランを浴びた。打線は再三の併殺打が出て、走者を出してもここ1本が出なかった。一時は1点差に詰め寄ったが、7回に3番手のジェフリー・ヤン投手(28)が2失点して再び差が広がった。
松井稼頭央監督(48)の就任2年目となった今季は、開幕直後の3カードこそ6勝3敗と快調なスタートを切ったものの、そこから7連敗。その後の約1カ月間で4連敗、4連敗、8連敗と一気に黒星がかさみ、セパ交流戦前の5月26日の試合後には松井監督の休養が発表になった。
交流戦からは渡辺久信GM(59)の監督代行兼任体制で臨んだものの、状況は変わらず、この日を終えて36勝79敗2分の借金43。中でもロッテ戦は開幕から16連敗を喫するなど、最下位低迷の大きな要因となっている。残り26試合で、シーズン100敗目の可能性まで残ってしまっている状況だ。
主力選手のFA流出に伴う得点力不足は、近年の継続的な課題ではある。若手を試合起用しながら育成していくスタイルを目指したものの、中軸候補に期待されたヘスス・アギラー内野手(34)、フランチー・コルデロ外野手(29)が2人合計でここまで3本塁打、14打点。コンディション不良もあったとはいえ、全く機能しなかった。
春先から低迷し、トレードでは松原聖弥外野手(29)と野村大樹内野手(23)を獲得し、育成契約だった奥村光一外野手(24)アンソニー・ガルシア外野手(23)の支配下登録で活性化を図ったものの、4人とも30日終了時点で打率1割台。シーズン中の抜本的な解決は至難だったとはいえ、0封負けはすでに今季17試合を数えている。
投手陣ではエース格と期待された高橋光成投手(27)が精彩を欠き、ここまでまさかの0勝10敗。昨季から先発に転向していた平良海馬投手(24)も故障で戦列を離れ、リリーフ再転換になるなど、台所事情も苦しいシーズンとなっている。