【阪神】佐藤輝明、課題の守備克服へ熊谷敬宥に弟子入り「何かあるかなと思って」“師匠”から金言

阪神対巨人 ノックを受けた後、阪神熊谷(右)と言葉を交わす佐藤輝(撮影・前田充)

阪神佐藤輝明内野手(25)が遊撃でノックを受ける熊谷の元に歩み寄った。台風10号が接近する中、30日の巨人戦は中止。午後から甲子園で行われた全体練習で、珍しい行動を取った。「話しながら何かあるかなと思って」。課題の守備で熊谷に弟子入りした。

28日のDeNA戦(横浜)では一塁へ悪送球。自己ワーストタイとなる今季20個目の失策を喫していた。一方の熊谷は軽快な守備に定評がある。普段から三塁でノックを受けることもある先輩に、好守の秘訣(ひけつ)を請うた形だ。

急きょ“師匠”となった熊谷は「僕が言えるあれじゃないですけど」と謙虚に前置きした上で、アドバイスの一端を明かした。

「慌てて投げすぎているとか、試合を見ながら思っているところもある。輝明もさっき『もうちょい慌てず投げたら良かったな』と言っていた。自分でも分かっていると思う」

落ち着きが守備の安定にもつながると強調。さらに「下半身とタイミングが合えば力を入れなくても投げられますし」と続けた。

「捕ってから歩くのは練習からやった方がいい」

「ステップのバランスが合っていないと悪送球になりやすい」

金言の数々は後輩の血となり肉となるはずだ。

練習後、佐藤輝は会話の中身について「それは言えないです」といたずらっぽくニヤリ笑った。マンツーマンレッスンの成果は実戦で証明するつもりだ。

打撃面でも試行錯誤を続けている。後半戦に入り、フォームを微調整。コンタクト率アップを狙い、両足の幅を狭めて右足を大きく上げないスタイルで勝負をかけている。

「もちろん、ホームラン打ちたいですよ。ホームラン打てれば最高ですけど、点を取ったら勝てるので」

直近4試合は16打数1安打だが、今季の甲子園巨人戦では6試合で打率3割7分5厘、1本塁打、4打点と好相性を誇る。土俵際で迎える「伝統の一戦」。攻守でナインを引っ張り抜きたい。【村松万里子】

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