<近畿学生野球:神戸医療未来大11-3大阪観光大>◇1日◇第1節1回戦◇大阪シティ信用金庫スタジアム
今年の春季リーグから1部に昇格し、今春は3位の神戸医療未来大が秋季リーグ初戦を8回コールド勝利で飾った。
エース鈴木連投手(4年=鳴門渦潮)が先発。3回に先制を許すも、4回以降は毎回安打を浴び走者を出しながらの粘投で無失点。7回9安打6奪三振1失点で開幕投手の役目を果たした。「毎回のようにランナーを出したが、1失点で抑えられて、勝ちにつながるピッチングはできた」。プロからも評価されるが「まだプロレベルに達していない」と今春リーグ戦後、進路を社会人野球に決めた。
8回からはプロ注目の最速154キロ右腕・牟田稔啓(じんけい)投手(4年=香椎)が2番手で登板。先頭から2者連続で四球を与え、無死一、二塁とすると、相手4番打者に右翼へ適時二塁打を浴び、1死も奪えず降板。プロ6球団の前で2失点と苦しい結果となった。牟田は「全然ダメ」と悔しさをにじませた。進路については「まだ何も決まっていない」としつつ「志望届は出した上で考えようかな」とプロ志望届を提出する方針だと明かした。
打線は1点を追う4回に一挙3得点で逆転に成功。6回に2点、7回に1点、8回に5点を追加し、計11点を奪った。
鳴門渦潮(徳島)や早大(東京6大学)での監督経験を持つ高橋広監督(69)は「野手陣がよくやってくれた。鈴木はヒットを打たれても点をやらないところが素晴らしい」と振り返った。高橋監督は14年に「第10回BFA 18Uアジア選手権」で日本代表監督として準優勝に導き、早大監督としては15年春秋にリーグ連覇を達成。教え子は元ロッテ里崎智也氏(48=日刊スポーツ評論家)や阪神大竹耕太郎投手(29)らだ。初優勝に向け「特に打線はバージョンアップしている」と手応えを明かすも、守備のミスについて「しっかりしないと」と話した。【塚本光】