【巨人】アイスで快眠 戸郷翔征11勝目「いい緊張感で」落とせない首位攻防戦で6回無失点 

広島対巨人 6回裏広島2死満塁、末包を三振に仕留め雄たけびを上げる戸郷(撮影・浅見桂子)

<広島0-5巨人>◇12日◇マツダスタジアム

巨人が広島との首位攻防3連戦で3連勝を飾り、13日にもマジック12が点灯する。先発の戸郷翔征投手(24)が、6回116球を投げ、5安打無失点で11勝目を挙げた。打線は3回に4安打を集めて3点を先取。阿部慎之助監督(45)は8回2死一、二塁のピンチでクローザーの大勢投手(25)を投入。無失点で切り抜けると、回またぎの9回も抑え、勝負手がズバリと決まった、シーズンの行方を左右する3連戦で大きな白星を積み重ねた。

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蒸し暑さの中、力を振り絞った。戸郷がロジンに手をやり、集中力を高める。小さく肩で息をしながら、大城卓のサインにうなずいた。3点リードの6回2死満塁、フルカウントで広島末包と対峙(たいじ)した。136キロの低めフォーク。1発逆転の局面で、バットは空を切った。汗が滴る中、6回までスコアビジョンにゼロを並べた。

投げ合う相手は防御率1点台で11勝をマークしている広島床田だった。とにかく勝つこと、結果を求めた。「毎試合、毎試合、落とせない試合が続くのは僕も初めて。いい緊張感の中でやれている」と役目を果たした。

暑さに体は順応している。「ある程度、暑い時期はすみましたし、相手チームも同じ状況だと思うので」と意に介さない。8月は8日広島戦、14日阪神戦と2試合連続の完封勝利も挙げた。

アイスを夏バテ対策に役立てる。寝る前に冷凍庫を開ける。たくさんストックするアイスを眺め、今日はどれにしようかと悩む。「ピノとかパルムとか好きなんですよね」とお気に入りはアーモンド味。ベッドに入る前、アイスを食べ1日を終える。

シンプルに1日のご褒美というわけではない。アイスを食べることで、快眠につなげる狙いがある。「お菓子は食べないように。アイスは体のために。深部体温をなるべく下げて寝付けられたら」と内部から体温を下げることに役立てる。体調管理の知識が増える中で、たどりついた調整法だった。

優勝を争う広島との3連戦だった。前夜は9回に9得点を奪い、2連勝で迎えた第3戦だった。3連勝すれば、一気に優勝街道に乗る一戦。6回5安打無失点で球数116。力を振り絞った。【上田悠太】

▼巨人は13日にもマジック12が点灯する。M点灯の条件は、13日に巨人がヤクルト戦に○、広島が阪神戦に●か△、DeNAが中日戦に●。巨人○、広島△の時は、両軍が81勝56敗6分け、直接対決も11勝11敗3分けの五分になる可能性があるが、このケースは交流戦を除いたリーグ内勝率の高い巨人が上位になる。

▼大勢が3-0の8回2死一、二塁から登板。大勢がイニングをまたいで登板は22年9月6日DeNA戦、23年6月3日日本ハム戦に次いで3度目。22年は同点の10回から登板して2回1失点の敗戦投手、23年は1点リードの9回に登板も、同点に追い付かれ2回1失点の勝利投手。イニングをまたいだセーブは初めてだ。なお、巨人がマツダスタジアムの広島3連戦で3連勝は20年7月14~16日以来、4年ぶり。

▽巨人大城卓(好リードで4投手の完封リレーを完成させ)「(6回のピンチでの戸郷には)一番いいボールをと意識しました。(8回2死で大勢の投入は)監督の気持ちを感じた。大勢もいいピッチングをしてくれたと思います」

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