【阪神】森下翔太満身創痍も燃えたハートで4戦連発「ホームランボール来ない」監督助言に1発回答

阪神対広島 7回裏阪神2死、森下は左越えに本塁打を放つ(撮影・藤尾明華)

<阪神7-3広島>◇13日◇甲子園

阪神森下翔太外野手(24)が、ど根性で4戦連発を決めた。

6-3の7回。広島4番手大道の3球目、低めの148キロ直球を強振。推定飛距離123メートルの特大16号ソロに虎党の大歓声が響いた。8日ヤクルト戦(神宮)から脅異の4試合連続アーチ。球団では16年4月の江越大賀(現日本ハム)以来、令和初の快挙だ。バースらの日本記録にもあと3試合に迫る。

「今日は大瀬良投手に全然合ってなかった。ピッチャー代わって、工夫しながらいった結果がたまたまいい結果になったかなと思います」

序盤は大瀬良に苦しめられた。初回は内角直球を見逃し三振で第2打席は遊ゴロ。第3打席は三ゴロ失策に倒れていた。そんな姿を見た岡田監督は「この時期に、優勝争いで相手もいるわけで、ホームラン打てるボールは来ないって言った」と強引になりかけていた打撃に助言。森下も反省を生かし、1発回答で応えた。8戦連続打点でトータル69打点。この日トップに立ったヤクルト村上を2差でピタリと追う。

満身創痍(そうい)でもハートは燃えていた。試合前のフリー打撃で自打球が左膝付近を直撃。6回には左肩甲骨付近に死球を受け、倒れ込んだ。それでも「もう1球当てられてもいいぐらい踏み込んでいきました」。男の中の男の1発。試合後には「自分の中では影響ないと思っています」と問題なしを強調した。

強い体は学びの証しでもある。オフにはトレーニング施設で体の使い方などを猛勉強。本塁打量産態勢に入った現状を「オフシーズンに言われたことを理解してきて、再現性を高く持っていけている状態」と明かす。内転筋などを意識し、力を入れるべきところにほどよく入るようになった。自らの体を理解し、技術向上に努めた成果が好調な打撃を支え続けている。

チームは4月20日の中日戦以来、今季2度目の先発全員13安打7得点で快勝。大トリでダメ押し弾を放った男は「野手が打った方が、ピッチャーも投げやすい。それがタイガースの強い野球かなと思います」と胸を張った。2位に浮上から、逆転リーグ連覇へ。背番号1が、景気づけの5戦連発に挑む。【村松万里子】

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