八戸学院大・南雅人、自身初2打席連続弾で富士大破る「もう1度全国に」卒業後は社会人野球志望

2打席連続本塁打を放ち本塁に生還する八戸学院大学・南(撮影・高橋香奈)

<北東北大学野球秋季リーグ>◇15日◇第5週第2日◇岩手・花巻球場

手応えは完璧だった。1点ビハインドの5回2死。八戸学院大の南雅人外野手(4年=千葉学芸)の打球が左スタンドへ吸い込まれ同点弾。次の打席でも快音を響かせ、自身初の2打席連続本塁打。前日に3季ぶり優勝を決めた富士大との接戦を制し「全国がなくなっても最後までやり抜く姿勢を後輩たちにみせたかった」と意地を見せた。

全国への道は断たれたが、負けられない一戦だった。3季連続優勝を逃した前日。「自分たちの代で富士大を倒そう」と今年7月に学生コーチに転向した柳沼亘さん(4年=平塚学園)が口を開いた。新チーム始動後、未勝利だった同校との最後の対決に全てを懸けていた。

南にとっても、特別な一戦だった。「1人で育ててくれた母ちゃんのために。それだけを考えて大学4年間やってきました」。南はスタンドで見守った母への思いを照れながら話した。今春出場した全日本大学野球選手権にも応援に駆けつけたが、天理大に5回コールドで敗れ初戦敗退していた。女手一つで育ててくれた母に、感謝のアーチを描いてみせた。

「これをみせて野球を終わらせるのは違う。もう1度全国に連れて行きたい」と、卒業後は社会人野球でのプレーを志望する。最終戦となる21日のノースアジア大との最終戦まで、背中でやり抜く姿を見せる。【木村有優】

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富士大 麦谷祐介外野手(4年=大崎中央)が成長を示す一発を放った。7回1死、八戸学院大・西山幹太投手(4年=開智日本橋学園)から一時勝ち越しの本塁打を決めた。今春に打ち崩せなかった西山が全日本大学野球選手権で1/3回6失点で降板したのを見て、麦谷は「打たれているのを見て悔しくてずっと打ちたかった」と全国との差を痛感。秋に向けて追い込んできた成果を出した。スカウト陣の視線を集めるが「いてもいなくても1球1球向き合って結果を出すだけ」と力強かった。