阪神前川右京外野手(21)が難敵攻略の先陣に立つ。18日中日戦(バンテリンドーム)の相手先発は高橋宏。
セ・リーグ1位の防御率1・14を誇る好右腕にも真っ向から立ち向かう。
「いいピッチャー。真っすぐは速いし変化球も良いので。早め早めに準備して、結果を出せるように頑張ります」
奈良・智弁学園時代から対戦してきた1学年上の右腕。今季は7打数1安打に抑えられてきたなか、リベンジの一打をここで狙う。
特に敵地での高橋は手ごわい。今季、バンテリンドームでは11試合に先発して防御率0・57。同球場で前回対戦となった7月12日の中日戦には阪神打線も3安打完封負け。前川も4打数無安打に倒れていた。
難敵攻略へ当時と異なるのはチームの勢いだ。現在4連勝中で9月はここまで10勝3敗。首位巨人にも2ゲーム差でピタリと迫っている。残り10試合、逆転優勝へナインの士気は変わらず高い。
「あと10試合負けられないと思うので。本当に1試合1試合積み重ねて勝っていきたいと思っています」
特に前川は9月の月間打率2割9分6厘と好調を維持。15日ヤクルト戦では甲子園初本塁打で決勝点をもたらした。16日の同戦でも先制中犠飛で決勝点をマーク。守備でもフェンス際の好捕でチームを救い、2日連続でお立ち台に選出された。それでも打撃面ではまだ伸びしろも感じている。
「もう少し状態は上がると思う。良い打席と悪い打席がはっきりしているので、それをなるべく一定していけるようにしたい」
今季最後となるドーム球場での試合。「守備の確認はしっかりして入りたい」と冷静さも忘れなかった。ノリに乗る21歳が、高橋撃ちでチームをさらに加速させる。【波部俊之介】