【楽天】節目の日に2カ月ぶり3位浮上 藤井聖期待に応え「大事な1戦だったと思っているので」

楽天対ロッテ 3位浮上し3のバルーンを手にする楽天太田(左)と今季10勝目を挙げ10のバルーンを手にする藤井(撮影・滝沢徹郎)

<楽天8-1ロッテ>◇18日◇楽天モバイルパーク

節目の日に、楽天が2カ月ぶりの3位に浮上した。

20年前のこの日、プロ野球で初めてストライキが行われた。球界再編でライブドアとの争いを制し、約50年ぶりの新球団として東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生したきっかけの日でもある。当時プロ3年目だった今江監督は「若くてそこまで重く捉えられてなかったですけど、今思うと大変なこと。今こうしてプロ野球としてできている。楽天イーグルスにいるってことも含めて、感謝してやっていきたい」と情感を込めた。

3位ロッテとの直接対決。大一番に中5日起用の藤井が応えた。初回1死一、二塁と走者をためたが4番ソト、5番ポランコの助っ人コンビを連続空振り三振。6回まで、ポランコのソロ1点のみに抑えた。「最初すごい苦労して、でも後半修正できた。大事な1戦だったと思っているので、そこで勝ったというのが一番」と胸をなで下ろした。

前夜、延長10回サヨナラの劇的勝利を自宅でテレビ観戦して胸を熱くした。体調不良で離脱した右腕の内からは「すみません、この大事な時期に。聖さん頑張ってください」と思いを託された。しかと受け取り、手にした4年目で初の2ケタ勝利。「2ケタ勝利、絶対するんだという思いでやってました。ホームで10勝目を挙げられたのがよかった」と笑った。

既に11勝している早川と並んで、シーズン2ケタ勝利の左腕が複数出るのは球団初となった。6月8日以来の5連勝でチーム今季最多となる貯金3。そして7月16日以来の3位浮上。5月28日時点で最大8ゲーム差あったロッテとの差をついに詰めた。20年前のあの時、もしプロ野球が1リーグ制になっていたら、楽天球団は存在していない。本拠地仙台で、強くなったイーグルスを印象づけるのに十分な戦いを見せた。【鎌田良美】

 

○…伊藤裕が2安打2打点を挙げた。3回先頭では先制の足掛かりとなる左中間二塁打。4回は押し出し四球を選び、5回は左前適時打を打った。前夜は延長10回に自身初のサヨナラ打を放ち、好調を維持。「(昨夜は)気持ちよく寝られました。全員が貪欲に、一丸になっている」と話した。

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