【中日】立浪監督のもとで果たして球団は一丸だったのか 全権集中、助言欠如…担当記者が迫る

練習を見つめる左から立浪監督、片岡ヘッドコーチ(撮影・森本幸一)

中日立浪和義監督(55)が18日の阪神戦終了後に自ら退任を公表した。この敗戦で単独最下位に転落し、就任以来、3年連続での最下位が現実味を帯びた。

就任してから3年間を見てきたが、チーム運営の全責任が集中していた。ベンチワークだけでなく戦力補強、入れ替え、プレスへのリリースなども含め、指揮官の最終決定に委ねられた。選手の入れ替えでは、2軍遠征先から当日遠距離入れ替えなども見受けられた。

立浪監督は2480安打を放ったレジェンド選手から指揮官に就任した。専任コーチ経験のないままの現場復帰。チーム運営のガイド役的参謀をつけられなかったのだろうか。球団主導での監督への助言、指導もあっても良かったのではと思う。

7月のコーチ配置転換も球団ではなく、立浪監督の決定だった。ベンチ内での意思決定のズレなど球団も把握していたはず。かつて当時の白井オーナーと直結した落合監督は常勝チームを作った実績を残したが、球団組織を飛び越えた動きで、現場指揮官と球団間の溝が残った。

この3年間、球団は一丸だったのか。次期監督の選定は始まっている。25年シーズン以降も同じ轍(てつ)を踏まないことを期待する。【中日担当・伊東大介】

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