【オイシックス】最速156キロ右腕・前川哲ラス投で三振奪う「すがすがしい」147キロで「決め手」

オイシックス対日本ハム 現役ラスト登板となったオイシックス前川(撮影・小林忠)

<イースタン・リーグ:オイシックス5-11日本ハム>◇25日◇長岡市悠久山球場

現役引退を発表した先発登板のオイシックス前川哲投手(28)が、先頭打者を三振に仕留めてマウンドに別れを告げた。試合は5-11で敗れ、今季の本拠地最終戦を白星で飾ることは出来なかった。

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前川が日本ハム石井から空振り三振を奪って、ラスト登板を終えた。投じた5球は、全てストレート。1アウトを取って交代を告げられると、マウンド上から相手ベンチにも深々と頭を下げた。最後は尊敬する野間口投手コーチから「長い間、お疲れさま」と声をかけられた。「いろんな感情があふれるかなと思ったけど…すがすがしいのひと言です」と胸を張った。

新潟産大付高から15年に新潟に入団。上手投げから150キロ台を連発する豪腕だったが、19年途中にサイドスローに転向してさらに球速をアップさせ、最速156キロをマーク。19、20年にはドラフト候補にも名前が挙がった。21年から社会人チームの日本製鉄広畑に在籍し、昨季途中に新潟に復帰。家族や高校の恩師などが見守る前で現役を終え「(高卒)10年。やりきった」と納得の表情だった。

「それがあっての僕」とこだわり続けた球速。この日の最速は147キロ。「150キロオーバーを連発してなんぼ。今日の数字も引退の決め手かな」。今後の去就は未定。「まずは自分の方向性を決める時間をつくりたい。何らかの形で野球に関われたら」とあかね色に染まる空を見上げた。

◆前川哲(まえかわ・さとし)1996年(平8)5月15日生まれ、新潟・柏崎市出身。大州小2年で野球を始める。柏崎三中から新潟産大付高に進み、3年の春季県大会ベスト4。180センチ、95キロ。右投げ右打ち。座右の銘は「急がずに、だが休まずに」。