<日本ハム-楽天>◇25日◇エスコンフィールド
日本ハム鍵谷陽平投手(34)は、現役引退登板、試合後のセレモニーを通し、最後まで涙は見せず、笑顔をつくった。ビデオメッセージで登場したドジャース大谷翔平投手(30)の「この動画を見るころには感激のあまり涙で前が見えていないんじゃないかなと思っています」の心配は、杞憂(きゆう)に終わった。
これには、理由があった。セレモニー終了後、鍵谷が明かした。「この引退試合を迎えるにあたって、新庄監督に『楽しく、かっこいい姿を最後見せてくれ』っていう風に言われたので、絶対泣かないで、笑顔で、笑って終わろうと思ってずっとこらえてたんです」。
セレモニーでは夫人と愛娘の登場、レッドソックス傘下3A上沢直之投手(30)のサプライズ花束贈呈など、涙腺を刺激する場面も多かったが、一番「危なかった」と振り返ったのが、中大の先輩でもあるロッテ沢村拓一投手(36)のビデオレター。動画内で、沢村が言葉を詰まらせて号泣。鍵谷は「沢村さんはどの人よりも長くお世話になりました。公私ともに、自主トレも一緒にやってますし、僕がプロ入るきっかけというか、本当にプロに行くぞっていうきっかけをくれた人なので。本当に沢村さんの愛が伝わってくるメッセージだった」と感謝していた。