【DeNA】吉野光樹「どこかでヒット出る」無欲6回ノーノー 自信もらった三浦監督助言に感謝

阪神対DeNA 力投するDeNA先発の吉野(撮影・藤尾明華)

<阪神0-2DeNA>◇30日◇甲子園

虎党の大声援にも心は乱れなかった。自信たっぷりにDeNA吉野光樹投手(26)が阪神打線を封じ込めた。1回、近本、中野を連続三振で立ち上がると、勢いは増す。4回には1死から死球と京田の失策で一、三塁。ギアを上げて佐藤輝、前川を打ち取った。6回までノーヒット投球&無失点を継続したまま、94球で降板。「(ノーノーは)分かってはいましたけど、絶対どこかでヒットは出ると、思い切っていきました」と欲をかかずに役割を全うした。

指揮官の言葉に自信をもらった。前日9月29日、グラウンド上で三浦監督と話し込んだ。「抑えたい気持ちが強すぎるんじゃないか? 力を抜く勇気、入れるポイントだけしっかりしていこう」。直近2試合は5回を持たず降板。より厳しいコース、より強いボールを、と力が入ってカウント負けする悪循環に陥っていた。助言通り、メリハリのある投球で躍動。「思い切ってやってみてうまくハマってくれた。監督の助言通りだったと肌で感じました」と感謝した。

九州学院(熊本)時代、2年時に同校は春夏甲子園出場も自身はベンチ外。アルプススタンドから同校の1学年先輩で現チームメートの伊勢の登板を応援した。「高校時代は無縁の場所。うれしかったです」と初聖地を満喫。9回に森原が安打を浴びて、プロ野球史上6度目、球団史上初の継投ノーノーはならなかったが、4位広島とは2ゲーム差に拡大。CSファースストステージが開催される甲子園で、新進気鋭の2年目右腕が光り輝いた。【小早川宗一郎】

▽DeNA三浦監督(6回ノーヒットピッチングの吉野を降板させた決断に)「勝つことです。まず勝つことです。しっかりゲームを作りましたし勝ちもつきましたし、しっかり投げてくれたと思います」

▽DeNA宮崎(6回1死一塁、代打で左翼ポール際へのファウルを放った直後、再び左翼ポール際へリプレーのような決勝の14号2ラン)「しっかり自分のスイングができて、高く上がりましたがうまく風にも乗ってくれました」

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